資料からイメージを膨らませて物語を創造されたのだろうと、とても興味深く拝読しました。セリフはがなかったり、ネアンデルタールとサピエンス、細部の作り込みにも感銘してます。
事実を読み解くと本当にこういうことあったかもしれませんよね。
考古学には夢がありますよね😊
作者からの返信
考古学展の中盤あたりのシアター展示している短編作品といったものをイメージしています。
サピエンスとネアンデルタールの違いと共通点、考古学的にエポックな特徴をコンパクトにまとめて、先史時代はこんな風だったんじゃないかと読んだ人に想像できるような作品を目指しました。
違いはあるけどそれほど大きくない、交配もあったという最新の知見を反映して、ボーイミーツガールのラブストーリーとしました。
読んでいただき、ありがとうございます。
少年が投槍器を使うシーン、彼が悔しさを乗り越えてたくさんの試行錯誤をしてきたんだろうな、というのが感じられてよかったです。
今にも少女に襲い掛からんとするサーベルタイガーにピンポイントで、しかも操作しやすい手ではなく飛距離重視のアストラルを使って命中させるなんて、本当にたくさんたくさん練習したんだな、と思うと目頭が熱くなります。
第5話の締め方も、小説と言うより叙事詩的な雰囲気へと作品をもっていく感じがして、枠にはめられない自由な気風を感じました。
情景描写も、きれいな雰囲気があって素敵でしたね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
遥かな古代を想像しながら執筆しました。こんな物語があったらいいなと思っています。
デーモン法師と申します。
この物語、映像化してどこぞの博物館で上映して欲しい!!!
太古の人類のイメージがお猿さま(←本当にごめんなさい!私こそ猿程度の脳ミソであります!)な私からすると、今までになく濃厚なロマンを感じました。
「生きるための本能」に少々の「人情」を思わせる文章構成、それが何よりも主人公たちの「人間らしさ」というものを表面に出していると思います。
そして、ものすごく勉強になりました!
猿程度の脳ミソから、ようやく人間脳に進化できそうです!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
私も脳内イメージでは、考古学展の中盤すぎ、皆が疲れたころに座ってみる10分程度のショートムービーを想像して執筆していました!
短編なのに壮大な物語を読んでいるような感覚でした。
太古のボーイミーツガールというのは間違いなくあったでしょうし、会話文を入れないのも正解だと思います。
とてもよく練られて作られたのだなと思いが伝わってきました。
面白かったです。
作者からの返信
本作は自分の書いた短編の中でもお気に入りの作品なので、面白かったという感想を頂けると、とても嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました!
これは非常に好きな話題で、すみません、最後のあとがきがもっとも興味深かったです。
ネアンデタール人については以前、調べたときに、やはり人類に遺伝子が残っていることから、同時に住んでいた時代があったとは思っていました。
小説も、時代の雰囲気がでて、とても面白かったです。
作者からの返信
この時代は、年々新しい証拠が見つかるので驚きの連続です。
言語や文化、文明がどのようにできたのかなど、謎はまだまだ残っていますが、
異なる種族が出会うごとに少しづつ進歩してきたのではないかなと思います。
そんな思いをストーリーにしてみました。
読んでいただき、ありがとうございました。
ネアンデルタール人はその都度その都度でしょっちゅうイメージが変わる印象があります。
最先端の研究結果の発表を信用するしかないようです。
アトラトルは漫画のマスターキートンに登場していて、それを思い出しました。
連載、お疲れさまでした。
とても興味深く引きつけられた物語をありがとうございました。
作者からの返信
いま定説となっている説も、10年後にはまた別の説が定説となっているかもしれません。どんな発見がなされるか、ワクワクします。
読んでいただき、ありがとうございました。
明弓ヒロ様
幼い頃、「大地の子エイラ」を読んで衝撃を受けた事を思い出しました! 色々研究が進んで、私が知っている歴史は、すっかり古い知識になっているなと思うのですが、壁画を描いた人にも、ロマンティックな出会いがあったり、道具作りに長けた人が、ステイタスを築いていったり、そんな物語は想像するだけでも、ワクワクしてきますね。
楽しい物語をありがとうございました。
作者からの返信
私も「大地の子エイラ」を読んで衝撃を受けたくちです。本作を書く時に、どうすれば被らないようにできるかと考え、この形としました。
サピエンスとネアンデルタールの出会いが平和的なものであったのかどうか、それは誰にもわかりませんが、こんなふうな出会いであったらいいなと想像しました。
読んでいただき、ありがとうございました。
勉強になりました。
"かもしれない"じゃなくて本当にあったようなお話ですね。ミュージアムとかで再現フィルムで流れてそうです。会話が無いところがスマートでいいと思いました。会話があったらギャートルズになりかねないですものね。面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
最近も、ネアンデルタールの遺伝子にクロマニヨンの遺伝子が含まれていたという、逆パターンの発見がニュースになっていました。
この時代は、まだまだわからないことが多く、いろいろと楽しみです。
コメント失礼いたします。
短いお話なのに、とても読み応えがありました。筆力が確かな方だからだと思います。メッセージ性もあって、おもしらかったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
太古の世界にカメラをタイムマシンでおくって、その映像を見ているような雰囲気を出せたらと思い、このようなスタイルで執筆致しました。
素敵なレビューまで書いて頂き、どうもありがとうございました。
大地の子エイラが好きなので、引き込まれるように読みました。
ネアンデルタール人の少女の画像は見たことがありまして、昔のネアンデルタール人のイメージと違う! と衝撃でした。
新事実が判明するたび、いろいろなロマンがふくらみますね。
素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
エイラシリーズには衝撃を受けました。
執筆開始時点の1980年の段階で、ネアンデルタールとサピエンスの交流という視点で物語を紡いだ先見性と、先史時代を活き活きと描いた想像力は、驚異としかいいようがありません。
本作は、エイラシリーズをリスペクトしつつ、できるだけ最新の考古学見地を反映した物語となるようにしました。
事実は小説より奇なりで、きっと、また、世界が驚くような新しい発見が、なされるのでしょう。
コメント、ありがとうございました。
人類の進化の歴史について大変お詳しいですね。
続編が出ればまた応援させていただきますね( ^∀^)
作者からの返信
新しい発見がなされるごとに、今までの通説が変わる分野なので、数十年後には全く新しい物語が作られるかもしれません。
お読み頂き、ありがとうございました。
セリフのない文章が、過去の時代の距離感を表しているようですごく良かったです。
名前のない人間も、野生の動物と一緒の感覚が斬新です。
描写も素晴らしく、パイソンやサーベルタイガーの場面は怖かった。
この時代の風までも感じられるようなクオリティーだと思います。
読めて良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
できるだけ、現代人視点を入れずに当時の情景を写し出すというコンセプトの上で、可能な限り、物語として楽しめるものを書こうと思いました。
ネアンデルタールの笛が人為的なものか、交配が平和的なものだったのかなど、議論のある部分は、こうだったらいいなという思いで物語として形にしています。
読んでいただき、ありがとうございました。
アカデミックな要素が突出していて独創的な作品だと思います。
しかも美しい。
皆さんべた褒めです。
私も概ね同意しますが、敢えて言いたい。
もっと、エンタメを!!
そう。
教育TVのストーリーみたいなのです。
へそ曲がりの私はこれでは物足りない。
ドキドキする出会い。
切ない初恋。
愛を語る少年と少女。
食人種族に襲われる恐怖。
決死の逃避行。
そして若者は新しい国を作り王となる。
こんなストーリーを盛り込んでほしい!!
と、かなり強引に要求してみます。
それは小説だから可能なのです。
「これ、フィクションですから」
学術的見地を多少逸脱しても、この魔法の言葉があるから大丈夫です。
ああそうそう。
私もNHKのあの番組見ましたけど、ネアンデルタール人は食人の習慣があったとか、それに起因する感染症の話とか、そういう観点も語られてたと思うのですね。
つまり、少年と少女の部族は互いに反目していたとかの理由付けになります。
それを承知で少年は少女を連れ出す……ああ、ドラマチックです!
失礼しました。
ただの独り言です。
作者からの返信
本作を読んでいただき、しかも正直な感想まで、まことにありがとうございます!
本作は、短編ということもあり、詩的な作風となっています。
長編であれば、エンタメに思いっきり振りきった作品も面白いと思います。
あとがきで紹介したエイラシリーズは、まさにそういった作品で、ネアンデルタールに育てられた孤児のサピエンスの少女が、自らの仲間を探す旅に出て、冒険を繰り広げます。途中、アマゾネスの部族に捕まったり、サーベルタイガーをペットにしたり、三角関係のラブロマンスあったりと、ツッコミどころ満載です。
エイラシリーズに対抗(というほどでもありませんが)するためにも、違う作品となるように意識しました。
今後、更に今までの常識を覆すような考古学的発見がなされれば、また、新たな物語ができるのかと楽しみです。
ハイロックさんの企画から来ました。
いままで読んだことのない時代のお話で、一気読みしちゃいました!
こういう『あったかもしれない話』って好きです。
作者からの返信
この時代に、はたして何があったのか。本当のところはわからないですが、こんな人達がいたらいいな、と思って書きました。
読んでいただき、ありがとうございました。
深く調べられててさすがです!
作者からの返信
読み始めたら面白くて止まらなくなり、ここ数ヶ月、にわか考古学者と化してしまいました(笑)。
最後まで読んでいただき、更にレビューまで、どうもありがとうございました!
編集済
私達の直系先祖クロマニヨン(ホモサピエンス賢い人)以前の原人は(ホモスツルツス愚か人)
と昔々は言ってました。
私が夢を膨らませた子供時代、ネアンデールタール人は頭蓋骨の容量は現代人クロマニヨン
(最近はクロマニョンと呼ばれて居る)より大きく、知能が上だったのでは無いかと、先生の想像混じりいで習いました。
親殺しを平気で行える野蛮で攻撃的な新人類クロマニヨンに、温厚で優しい旧人ネアンデルタールは、滅ぼされたのでは無いか?今に伝わる、オーパーツは優れた旧人ネアンデルタールの遺物だったのでは無いか?
どう思われます?
Ps
好きな事、知的なお返事も含め、楽しかったです。
ありがとうございました。
作者からの返信
サピエンスの知能が数万前に飛躍的に発達した理由は未だにわかりませんが、集団化が原因ではないかという説があります。
もし、人間の子どもが人間社会で育たず、仮に動物に育てられたとしたら
、その子供の知性は旧人類とたいして変わらないでしょう。人間が人間たる理由は、人間社会の中で成長するからです。
三人寄れば文殊の知恵とも言いますが、ネアンデルタールに比べて大きなコロニーを作ったことで情報の交換が密になり、一気に知能レベルが上がったのではないかと。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!