第百七回 ……そして、実験結果は?


 重々しくも、……いいえ、心軽やかに、開催された。

 海のイメージの室内、キラキラ輝くミラーボールみたいなものの下で見る。


 ドアを開けて、君は来た。

 弾む笑顔のお母さんも御一緒に。



 ――時は、サンデーモーニング。開店と御一緒に開催。喫茶『海里マリン』に於いて、店長のコネもあり、特別店員の名のもと、厨房らしきスペースで、料理を振る舞う。


 その人は、瑞希みずき先生。

 マリさんは助手で、キムさんも。未来みらいさんは明るい未来のため場を盛り上げる。


 僕と可奈かな、お椀とお箸を持参。


 千佳ちかとお母さんには特別に授けよう、お椀とお箸。



 ……このメンツで予想されることは、二通りの三角関係が開催される。百合部門と通常の恋愛部門。前者は僕、僕の大好きな瑞希先生。それでもって僕を大好きな可奈。同じく僕を大好きな千佳(……まあ、本人が言うのだから間違いない)。そして後者は、瑞希先生(両刀使い?)。未来さんとマリさん。もしかしたら、キムさんも? 未来さんは瑞希先生に今でも恋愛感情? 対するマリさんは瑞希先生に嫉妬? ……なのは、消費税に合わせて十%ほど。尊敬の念が遥かに多い。キムさんは未来さんに嫉妬? ……だとしたらね、瑞希先生のことが好き? まあ、そのうちわかることだろう。


 エンドロールする三角関係?


 そんな中、瑞希先生主催の『豚汁パーティ』が盛大に行われる。

 とても楽しいイメージ笑顔いっぱい。みな平等。店内に溢れる。


 そして、実験結果は?


 ――お願いそのまま続いて!

 我らが学び舎に転校生という名の、千佳の初登校日。そこに、答えがあるのだ。

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