第五十二回 翌日に持ち越し。または次回へ続く。
――今日の昼一、
それは僕と同じ『ボクッ娘』で、僕とクリソツの
今日も無事に帰宅、夜を迎える。明日の『最後の審判』を控えながらも、筆を執るのと同じ思いに立ちPCを起動、キーボードを弾く。描くのは、この回をもって四クールを終える『りかのじかん』……一クール十三回の四倍だ。TVでは一年の放送回数と匹敵。
まあ、それはそれとして、
全力で楽しく執筆。その後も全力で、パパと一緒に楽しく
明けない夜はない。明ける夜、布団の中で目覚める。
緊張感を通り越し、ごく普通の朝になって、いつものようにアットホーム。パパと、ママに見送られながら、お家を出る。途中で可奈と落ち合う。ともに出陣……というか、ごく普通の登校。いやいやいや、それよりも夏休みならではのフリースタイルな登校だ。
つまり制服ではなく普段着。
登校というスタイルも崩したのだ。楽しいクラブ活動を目指している。
「おはようございます」
と、おしとやかな声。――こう見えても、この子は僕お同じ『ボクッ娘』だ。
可奈が何と言おうが、星野
「千佳ちゃん、来てくれたんだね」
「うん、
……そう。もう昨日となった昼一、瑞希先生が下した最後の審判とは、千佳ちゃんが今日、来てくれるかどうかだった。――来てくれたなら僕は、ニッコリ全開で「君も今日からは、僕らの仲間♪」と、彼女を包み込むように、ウェルカムしてあげるのだ。
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