第三十五回 前回から、途切れず続く。
――従って前置きは省略。私立
だけど五人目、もう一人の従業員(二十九歳の男性)、……見たことがない。
六人目は、六人目こそが、
僕に似た女の子だという。遠巻きだとそう思う。
「……この子、もしかしたら」
記憶の糸、今ここまで出てきて、「
「ありがとう、梨花ちゃん! これで証言は取れたよ。この従業員は『キム・ウメダ』といって七月末に調書を取っていたのだけど、矛盾も多く、今一度調べ直してたんだ。これで、あと一人、証言が取れれば……」と、
「
と、口から火炎放射のような罵声をもって、Mさん……瑞希先生が現れた。
「おお、ミズッチ来てくれたな」
「ああ、来てやったぞ。仏の顔も三度だ。四度目はないからそのつもりでな」
二人って一体? 裏の瑞希先生で、見てはいけないものを見てしまったような感じだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます