第七回 ……ゆえに七不思議。
――第六回が七夕になったがために、この回を『七不思議』と題した。
それでもって急だから、
「ちょっとお! 今何時だと思ってるの?」
という具合に目を覚まして、「♪大きなノッポの……」とはいかなけど、小さくミニな金色の時計。……これは、ロボット君へトランスフォーメーションを成し遂げる
いつかの……午前二時。
遮光の役目を担っている桃色のアコーディオンカーテンを、効果音ありきで開き、ビッグなウインドウ越しに、外の様子を見る。そして見えるものは……。
――ビッグなシティ。
てなわけはなく、向かい側の建物。
まだ部屋の明かりが幾つか灯っている。遅くまで起きている人口は結構多いようだ。
今、身に着けているカエルのTシャツのように、
浮かぶものは、やや強引気味だが、
学園ものでよくある『学校の七不思議』……例えば、そうねえ。
やはりイニシャルMさんについて。
わかっていること、二十九歳。一児の母。僕と同じようにボブで、身長百五十センチのぽっちゃりさん。……『カクヨム』のエッセイ作家だけれど、学園の先生。担当の科目は国語。――そうなのです。中等部一年二組。僕たちの担任の先生なのです。
そして、担当のクラブは演劇部。
そこの女子部員が、僕のお友達。『カクヨム』の読専のイニシャルKさんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます