第10話 浪人で挫折してうつになった話②

ということで前回の続きを書きます。


二浪して結局どこの大学も受かることも無かった僕。その時に僕の精神は相当おかしくなっていました。


あれは受験が終わって4月だったのかな。ものすごい焦燥感がありました。言葉では言い表せないほどの。生きることに対しての絶望感も。今となっては何故あそこまで苦しんでいたのか分かりませんが、当時はとにかく苦しくて電車に乗ってどこか出かけることも困難な状態になっていました。


好きだった音楽も全く聞いていて楽しくなかった、というより何か音楽とかの刺激を自分に与えることが苦痛でしかたなかったです。同様に小説も読んでいて全く頭に入らなくなっていました。


うつになった人は分かると思いますが、気分の波が本当に激しかったです。悪いときは本当に○のことばっかり(○にしたのは書いていて自分も辛かったので)、将来のことを考えてもとにかく悲観的で、何故あそこまで悲観的だったのか今となっては分からないのですが、というかあれが鬱だったんだなと振り返ってみたら思いましたね。


当時唯一の救いは漫画でした。漫画を読んで現実逃避することで何とか苦しいときも生き延びることが出来たと思います。というかそれが無かったら本当に辛くて生きることも出来なかった。本当に辛くて思い出したくないことの一つです。


ちなみに今のように良くなるまで3年ぐらいの月日は掛かりました。本当に少しずつといった感じなのかな。



さて僕自身、今は実家に戻っているのですが、戻る前は一人暮らしをしていてその時フルタイムで正社員として働いていました。しかし4ヶ月ぐらいで精神に異常を来たし辞めています。バイトは二年間ぐらい勤めることが出来たのですが


今これらのことを振り返ると自分が変わっていて、発達障害で、ストレス耐性が弱いことをもう少し真剣に考えなかったからなのかなと思ったりしています。


ということで次は発達障害とストレス耐性について書いてみたいと思います。それでは。うつの方は本当に無理をなさらずにご自分のペースでお過ごしください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

発達障害な僕とこれまで、これからの日々について 耕史郎 @kousirou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ