第9話 浪人で挫折してうつになった話①
そういえば自分を振り返ってみた時に、うつも経験していたなとふと思いました。
もう5年近く前になるのかな。
僕自身、高校はちょっとした進学校に通っていました。
偏差値は65ぐらいだったので、県内でも上から数えた方が早かったと思います。
周りの人は大学進学は辺り前。そんな環境だったので僕も当然大学は進学出来るものだと思っていました。高校入学の時点で。
さてさて僕は高校の時は野球部に所属していた訳なのですが、まあ本当にいろいろありました。人間関係についても。部員には大変恵まれていたとは思うのですが、いろいろと黒歴史な部分も多々あります。
結局浪人することになり、一年間勉強すれば大学ぐらいは通えるようになると思っていた僕がバカでした。
予備校に通っていたのですが途中から(確か9月ぐらいだったかな)行けなくなります。とにかく朝起きることが辛くなることから始まって、予備校の教室に入ること自体が苦痛に感じるようになります。
一つは中学生の時の同級生が同じ予備校に通っていて、凄く怖くなってしまったこと。緊張感や不安感が入り交じったような感じになってしまい、勉強に集中すること自体困難になってしまいます。頭に全然講師の話が入って来なかったと思います。
予備校の教室はそれこそ、いっぱい生徒がいて、元々僕自身人が多い所が苦手だったのでそれは大変なストレスでした。
予備校に通わなくなった自分は親の許可というか援助を受けて、近くに自由室を借りることになり、そこで勉強に励もうとするのですが、受験というプレッシャーもあってかどんどん精神がおかしくなってしまいます。
テキストの文字は頭に入らなくなるし、眠気(?)のようなものに襲われて集中することが困難になりました。何故か中学生の時のいじめのフラッシュバックは起きるし、気分の波が落ちるという経験もこのとき初めてしたのかな。
とにかくそんな状態で大学受験をした訳なので結果は惨敗。一つも大学は受かることはありませんでした。ということでもう一浪することになるのですが、結果的にこれが精神をより崩壊させる方向に進めてしまいます。
二浪中も勉強に集中することは出来ず、予備校に行けなくなり公園を一人彷徨っていました。気分の波がより落ちこんだのもこの時。親からも勉強していないことで毎日激しく怒られちょっと訳が分からなくなっていたのだと思います。
結果二浪しても大学は一つも受からずじまい。本格的に精神がおかしくなったのは二浪で全落ちしたことが分かってからでした。
ちょっと長くなりそうなのでここで区切らせてもらいますね。
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