森陰五十鈴様
はじめまして。宵澤ひいなと申します。コメントを失礼いたしますm(__)m
過日は『夏期休暇に閉じ籠められたキミを解放するボクの時間旅行』に、お立ち寄り頂きまして、☆も賜りまして、誠に有難うございました。
森陰五十鈴様のSF作品を拝読いたしました。天の墜落という危機をSFという趣きで、穏やかに綴られたように、お見受けしました。読ませていただき、ありがとうございましたm(__)m
作者からの返信
コメント及びレビューをありがとうございます。
世界の終末は、だいたいのメディアでは、パニック物として右往左往している人たちが描かれていますが、こんな風に穏やかに終わっていくのもいいなと思って執筆しました。
お読みいただきありがとうございました。
編集済
知識不足な自分ですが、こういう空想と科学が混在するお話が好きです。主人公視点で物語が進行するのでなんとも言えませんが、退廃的な雰囲気から察するに人類がさして生きることに奔走していないのかなと感じました。地下に住む案とか出てましたけど、本当に生きたいのなら皆が皆、必死に動いて世界はもっと目まぐるしく廻っていただろうから。
天が物質的かどうかという内容が冒頭にありましたし――もしかすると地上へ落ちきった天は雲のように透過してその後も落ち続けていき、やがて地になり、地が今度は天となって地上人が天使となる――みたいな空想を抱いてしまいました(希望的観測)。
気になる点は天柱という良い素材があるのだからもっと物語の中心で活かして欲しかったことと、天柱を立てる技術がある時代の生活環境や他の品々を紹介してくれると世界観に没入できたかなと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね、全員が全員というわけではありませんが、世界の人々は危機を打開することにさほど熱意を抱いておりません。
破滅に直面した際、案外人間は疲れてどうでもよくなるのではないかな、と思いました。
天柱は希望に届きそうで届かない無力感の象徴でもありました。活かし方ですか。うーん、どういったものが想像できるかな……。今にしてみると悩みます。
生活環境については、SF謳いながら現代とさほどかわりない近未来を想定しておりましたので、描写を怠ってしまった原因になったかもしれないですね。
貴重なご意見、ありがとうございました。
いい意味で淡々としていて、読んでいて独特の雰囲気に惹かれました。
天が墜ちてきて終わっていく世界。「天使」という本来なら驚くべき存在。しかしどれにもそう大騒ぎすることがないというのが、不思議ですけれども、終わりが近づいている感じがしました。
素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
天が徐々に墜ちるという長引く終焉に、疲弊し、慣れて、脅威/驚異に対して心が動かなくなるのではないか、と想像した結果が、人々の反応の鈍さに繋がっていきます。
すぐに世界が終わるようなら、パニック映画のように大騒ぎする人たちや、勇敢な人たちが現れたと思うのですけれどね。
お読みいただき、ありがとうございました。
天が墜ちるという不思議な現象が、淡々とした語りの中で非常にリアリティを持っていて、不思議な気分になりました。
最後が明確に語られないのは、読者の想像に任されたという感じでしょうか。地上からは見えなくても、きっと天では違うアプローチで天を引き上げる試みがされているのかもですね。
ありがとうございました(^^
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
>天では違うアプローチが……
そうですね。天使がいる以上、他の存在がいてもおかしくはなく、その存在が世界を救おうとしている可能性も有り得ますね。
「天使がいる」という事実はその可能性も示唆しているのだな、ということに気付かされました。
企画での宣伝も御礼申し上げます。
ありがとうございました。
うまく言葉にできないのですが、すごく良かったです。堕ちてくる空にそこはかとなく圧迫されるような息苦しさを地の文からずっと感じていて、それがなんとも味わい深く思いました。旅を始めてから少し雰囲気が変わって、けれど劇的な救済があるというわけではないのが、とても好きです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
終末を迎える世界に人間が直面したとき、きっとパニック映画のようにはならないだろうなと思ったらこのようになりました。
好きになっていただけて嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。