第17話 9・10回目 ICD作動

2025年3月8日 昼


趣味でサックスを演奏しておりピアノ、パーカッションの方々と3人組で活動させてもらっている。この日はイベントのオープニングでの演奏のお話を頂き、僕は土曜日が仕事なので当初は2人で出演予定だった。しかしイベントの内容が引き籠りや不登校の方々の支援を目的としていたので、以前から自分の演奏が誰かの為になればとおこがましいが考えていたので仕事の都合をつけて参加させてもらうことにした。

当日会場に着くと普段参加している気楽な音楽イベントとは違いホールでステージや音響に楽屋としっかりしたイベントだった。楽屋や舞台裏などではいろいろな個性を持っていそうな関係者の方がいて、僕たちのオープニング演奏の後にどんなイベントになるのかとても興味深かった。

いよいよ本番を迎え15分で3曲の演奏。演奏中に客席を見るといろんな表情で見てくれていた。中には顔なじみの方や同級生も来てくれていた。きれいなステージで良い音響の中で最高に気持ちよく楽しく演奏させてもらってた。

しかしラスト1曲の途中で演奏しながら体に衝撃が走った。まさかこんな時にと焦り意識はあったのですぐに舞台袖にはけた。舞台裏でもう一度衝撃が来たので楽器を持ったままひざまずき「救急車呼んでください」と近くにいた方に叫んだのは覚えている。ICDが作動したのは間違いないがいつもと違うのは意識がある。いつもは衝撃を感じないほど意識を喪失するのに。そこからはパニック状態ではっきりした記憶はないが、同級生が看護師なので客席からすぐに飛んできてくれて、もう一人看護師さんがいてくれたので介護してくれていた。僕の携帯から家族に電話してくれたり、一人の方は救急車が到着するまでずっと僕の体に寄り添いさすってくれて優しい言葉をかけてくれていた。この時の記憶ははっきり覚えてないが、寄り添い体をさすってくれてた安心感や心地よさと、同級生の声がしてそばにいてくれてる心強さははっきり覚えている。

イベント関係者の方々にはオープニングから救急車を呼ぶというハプニングで迷惑をかけてしまった。一緒に演奏していたメンバーは僕がはけても動ずることなく演奏をやり切ってくれている姿を後で動画で見て感動した。

迷惑はかけたがあらためて人のやさしさを感じる経験をさせて頂いた。


救急車が到着しメンバーの一人が付き添ってくれて、もう一人のメンバーも車で駆けつけてくれた。かかりつけの病院まで救急車でも1時間はかかる遠い距離をほんとに申し訳なかった。救急車の中では介護のおかげで精神的にも落ち着いていて冷静で雑談できるほど落ち着いていた。病院は今年の1月に新築されていつもの搬送される景色とは違っていた。このまま新築の病室に入院かと思ったが後日検査に来ることになった。これを書いてる現時点では今までの不整脈とパターンが違うが適切な作動であったことはわかった。検査後今後の治療の説明がされると思う。


2年前にも書いたが今後の仕事のこと、これからの住まいのこと、家族のこと、いろいろ決断をしなければいけないことがあり、自分のこのブルガダ症候群と言う病気が

色々と障害になって身内に迷惑をかけてることは変わりなくさらに拗れてきた。何も自分で決断できない、言いなりになってる自分が嫌になる。ストレスも原因だとすれば倒れても仕方ない。


今回も音楽仲間さんやいつも見守ってくれてる方々や介護してくれた同級生から連絡を頂き励ましてもらった。今回、心の支えとなってる音楽で演奏中ステージ上で起きてしまったので今後イベントの参加や演奏での恐怖心は残りそう。一人で出かけるのも不安になりそう。でも昨日のようにやさしく手を差し伸べてくれる人がいるのも現実。

同級生が送ってくれたメッセージ「乗り越えられない試練はない。なるようにしかならん」。

そしていまのグループに参加させてもらえる限りサックスは続けたい。

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