玲編 曾孫
新暦〇〇三五年八月二日
地球人の感覚からしたら破廉恥極まりない
そして何より、美しい。地球人が余計なものをまとうことで失っていったものを、彼女は持っている気がする。
そもそも、命そのもののこの形を、『破廉恥』だの『猥褻』だの言うようになったのはなぜなのか、今の俺には分からない。
もっとも、地球人の社会で暮らしていた頃には、分かっていた気もするけどな。
ここに不時着してから三十五年余り。おそらく俺に残されていた老化抑制処置の効果の半分が過ぎ、さすがに少し年齢を感じ始めてもいる。
老化抑制処置が実用化される以前、二十一世紀頃の人間で言うなら、まあ、四十代くらいに突入した感じだろうと、エレクシアは言っていた。ここにおいては不自然なまでの長寿命。その結果、俺は、
実際、
その一方で、俺にとっては<曾孫>にあたる<第四世代>もすくすくと育ってきている。
筆頭は、
それでも、現時点で把握できてる曾孫を紹介していこうか。
すでに触れたマッハはいいとして、
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以上が、現時点で確認できている曾孫だ。
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