蛮編 致命的なダメージ
若く活力に溢れた
これは、普通の生物であればそれこそ致命的なダメージだと思う。にも拘らず、
「ゴアアアアーッッ!!」
と吠えた。まったく戦意に衰えは見えない。それどころかさらに激しく激高している。すさまじい憎悪を煮え滾らせ、自身を打ち据えた若い
対して、若い
「ガアッッ!!」
と牙を剥く。この一合により自身の方が優位だと感じたのかもしれない。実際、あの三本の脚を同時に繰り出す蹴りは、
なのに
すると若い
「!!」
なのにその瞬間、
「ガッッ!?」
若い
これにより、尻尾にびっしりと並んだ刃物のような鱗が、若い
しかも、
「ゴハッッ!!」
若い
これは大変なダメージだった。大量の出血が肺(にあたる臓器)に溜まり、呼吸を妨げているのかもしれない。『自身の血で溺れる』状態ということか。
ただ、
おそらく肺の片方は完全に潰れて機能を失ってる。これは人間もそうであるように自然治癒はしない。傷は癒えても、肺の機能そのものは完全には戻らないんだ。
若い
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