ビアンカ編 攻防
まるで自動車にでも撥ねられたかのように
加えて、レオンの<爪>は、それ自体が恐ろしい武器だ。いくつかのネコ科の動物に見られるように爪をひっこめることはできず、先も完全には尖ってないものの、レオンの力をもってすればたやすく肉を切り裂き突き刺さり、捕らえた獲物を離さない。
ビアンカもそれに備えて、防弾防刃服とプロテクターを身に付けてるわけだ。四十五口径程度の拳銃弾や普通のナイフくらいなら通さない優れモノだぞ。ちなみに、技術的にはライフル弾さえ通さないようにもできるそうだ。とは言え、衝撃までは完全には吸収してくれないので、ライフル弾の直撃など受ければただでは済まないということから敢えてそこまでにはしてないのだと言う。そして、
もっとも、それを使い慣れているビアンカは、当然、承知の上だ。
こうして掴みかかろうとする
が、それは実は
とは言え、ビアンカの方が上手だった。彼の腕を掴んだ手を滑らせるようにして顎の下へ潜り込ませ、そこから裏拳を跳ね上げて、
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