ビアンカ編 異常な個体
新暦〇〇三四年二月二十三日
そんなこんなで、ビアンカが
なのに
そしてビアンカも、しつこい
<テロリストの少年>は彼女が放った銃弾を受けて命を落としたが、
しかも
たぶん、完全なロボットであるドーベルマンMPMと、アラニーズとはいえ生身であり<想い>を持つ彼女とは、別のものだという認識が生まれつつあるのかもしれない。
だからこそ、
『勝ちたい!』
のかもな。
とは言え、その攻撃は、少し油断しただけで腕の一本くらいは食いちぎられそうな、容赦のないものだけどな。人間(地球人)のような、
『拳を合わせることで友情が芽生える』
なんて単純なそれじゃないのも確かだろう。野生に生きる
『生きるか死ぬか』
なんだと思う。思うんだが、彼にしても、ビアンカが自分を殺そうとしないのを利用しようとしてる感はある。自分が強くなるために彼女を利用しようとしてるっていう印象があるんだ。
『生きるためには勝てない相手には関わらない』
ってことが理解できていないだけで。
それに対して
普通はな。
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