凛のこれからについて(新のことは吹っ切ったようだ)
新暦〇〇二二年十二月十六日。
獲物を見付けると、獰猛に苛烈に容赦なく襲い掛かる。
狙う獲物は主に、トカゲっぽい小動物か、ブタっぽい小動物だ。
改めて、犬がどうやって人間と一緒に暮らすようになっていったかを見てるような気がするよ。
こうやっていろいろなことを普段の生活の中から学び取っていくんだというのも改めて感じるな。
かといって馴れ馴れしく近付いたりもしないが。この辺りは人間のようにペットを可愛がるというメンタリティを持たないが故か?
まあ、下手に馴れ馴れしくされると、俺達の家の周りを縄張りにしている
と、そんな
「
俺の提案に、シモーヌも、
「そうですね。ずっと密林の中で育ってきた彼女が草原に馴染めるかどうかは分かりませんが、物は試しということもありますし」
と承諾してくれた。
そこで、シモーヌとイレーネがコーネリアス号に里帰りする時に、一緒に連れていくことにしたんだ。
「……?」
これまで、殆どローバーに乗る機会がなかった
とは言え、どうして自分が乗せられたのかは分かっていなかったようだが。
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