まさか話題にしたから(という訳じゃないと思うが)
新暦〇〇二〇年八月二十六日。
まさか不定形生物のことを話題に出したからという訳じゃないだろうが、最近、
子供達にも孫達にも特に何か問題は見られず、不定形生物由来の生き物もしっかりとこの世界に定着できるんだということが改めて確認できた。
その役目を終えたとでも言わんばかりの変化に、胸が締め付けられる気がする。
新暦〇〇二〇年十一月十一日。
そんな予感を裏付けるように、
ワニの寿命はけっこう長いらしいが、
そう自分に言い聞かせて、俺もその日を待つ。
新暦〇〇二〇年十一月二十五日。
日に日に弱っていく
その献身的な<介護>は、果たして人間でもここまでできるかというほどのものだったと思う。
しかしその甲斐もなく、
「
と報告してきた。
「……そうか……」
寝ているところに報告を受けたことで、俺は、ぼんやりした頭で
意識がはっきりしてきて起きてから様子を見ると、
それから一時間ほどして、力は
池の水が泥に濁り、そして十分ほどして
どうやら
これは、パートナーや自分の子供といった特別な存在だけにするものだと見られている。しない者もいるようだし、場合によっては食べてしまったりもするらしいが、
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