「PURIFICATION」の解説

小説「PURIFICATION」は如何でしたか? 2019年10月1日の公開以来、週3回のペースで更新してきました。皆様のおかげで無事に作品を書き上げることができました。心より感謝申し上げます。


本作は栃◯県民の方から「栃◯を盛り上げたい!」という話を聞いたことがきっかけで、その熱い想いを受けて執筆することにしました。読者の皆さんは勿論のこと、県民の方々にも喜んでいただける作品になっていれば嬉しく存じます。



【解説その① 作中作】

本編の登場人物である大神結子が手にする映画台本「愛しい人は、女神さま」を短編小説にして同時公開することによって、本編と連動させた世界観の広がりを描く。また短編・時代小説にすることによって短時間で読めるという利点を生かすこと、過去・現在・未来への繋がりを表現しました。



【解説 その② 挿入歌】

「愛しい人は、女神さま 編」「狐の嫁入り 編」どちらも登場人物の想いを綴った「挿入歌」の歌詞を書き添えることで、臨場感のある描写をイメージしやすいようにしました。



【解説 その③ 舞台となる地域の紹介】

本作の舞台である栃◯県に何度も訪れて沢山の人たちとお会いしました。町並みや景勝地の描写だけではなく、食材や商品、地域のアニメキャラに扮する姿を物語に盛り込むことなど、舞台となった場所のPRも意識しながらリアル感を出すようにしました。



【解説 その④ 登場人物の名前】

登場人物の名は、鬼退治の伝説で描かれている人物や地域ゆかりの人物名になっています。頼光、経基は言うまでもなく、朝日高彦は味耜高彦根命、田村秀一は坂上田村麻呂など…



【解説 その⑤ サプライズ1】

本作の「過去〜酒呑童子〜」「過去〜大嶽丸〜」「過去〜茨木童子〜」「過去〜九尾狐〜」は、物語で妖怪(魔物)に憑依された人物の名前「鬼、塚、京、一、田、村、秀、一、角、田、剛、毅、雨、音、艶、香」(文字)を用いた文章になっています。読み返してみてください。



【解説 その⑥ サプライズ2】

第12章「正しい進化」は、大神結子(女神)が朝日朋友のために書き遺した文章の一部です。その文中には、結子から朋友、女神から結子と朋友に宛てた2重の意味を持つメッセージが秘められています。結子と女神からの秘められたメッセージを朋友は当然のように紐解き、その想いを受け止めました。


2.4.6.8…物語の中で朝日朋友が牝狐の数をカウントしたように「正しい進化」の偶数文の文頭を音にして読み上げます。あ、一(い)、し、天(て)、というように…朝日朋友が結子と女神から受け取った秘められたメッセージです。



【解説 その⑦ サプライズ3】

メディアミックスを念頭に、小説だけにとどまらず「PURIFICATION」の脚本も書き上げました。「愛しい人は、女神さま 編」「狐の嫁入り 編」どちらも完成しています。皆様にお披露目できる機会があると信じて…(笑)


※ 書き上げた脚本については、ネット上に公開することは致しません。

ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


                         かわたる

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PURIFICATION かわたる @kawataru_j

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