3.5
星が輝く綺麗な夜空の下、2階建ての家から若い女性の声が聞こえる。
「だ・か・ら、蔦くん。そこは、こうだって!」
「なんで、そうなるんですか!先生、怒らないで下さい!」
「怒ってない!」
「怒っているじゃないですか!」
勉強しているのか、喧嘩しているのか。
その声が収まったかと思うと、玄関から女性が出てきた。見送りの男子もいるようだ。そして、女性は車で帰って言った。その数分後、2階の電気が消えた。24時の出来事だった。
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