第2話:なんか街、見つけました。
いきなりだが、みんなはナビって使っているかな?そう、車とかスマホとかに付いていてGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を使うあれである。あれって一見旅行とか行かないと使わないと思うんだけど、ここでは相当重要な役割になるかもしれない。(ジャック)を行った視界には青い線が記されていてなんだろうって思って進んでみたらさ、なんとそこには大きな街がありました。因みにお兄さんはこれに気づくまでに2時間程かかりました。自分の意志とかに反応するっぽいから、改めてナビって便利だと思った。影も言ってはいたけど、このジャックはかなり便利なんだなと思った。今後もこの能力の新しい使い方を模索してみようと思った。
こんなで何度もいうがこの異常な筋肉、どのくらいの力かと言うと100メートルを10秒くらいで走れるくらいだと思う。目測だけど。あと腕力とか握力とかは具体例で言うために、試しに木を殴ってみた。おおよそ円周20メートルの大木である。殴ってみたところ年輪の中心まで凹んでいた。そして握力を測ってみるために、これも同じ大木を使い強く握ってみたところ、メキメキと音を立てて木の幹を握り取れた。ここで感想を一つ、「握力と腕力 強くし過ぎやない?」でも、あの変な大剣?を振ったりするにはそのくらいの力がいるのかな?とか思ったりした。・・・
そして話を戻します。街、見つけました。とりあえず、外壁に囲まれているあたりここは繁栄してそうだなとか思った。なぜかって?自分の勝手な想像だよ。とりあえず、門を見つけたのだが・・・人の声が何一つしない。「門番もいないぁ」とか呟いていたのだが、ほんとに何一つ返答がないのである。とりあえず門が空いていたので勝手にお邪魔させてもらった。門をくぐり抜けた先にあったのは、普通の街だった。損害はそこまで無く、ボロボロの過疎地とはとても思えない光景だった。あたりにある店を見てみるが店に人はおらず、果物も今日か昨日採ってきたかのような鮮度だった。ぶっちゃけ、めっちゃ不気味である。今からいきなり奇襲でも受けるのでは?と言うぐらい静かなのである。そして強いて言うなら、工場地帯ぐらい鉄臭い。部活などで鉄などはたくさん触ってきたが、そんな匂いとは比較にならないほどの鉄の匂いがする。「ここは製鉄が盛んだったのかな?」とか呟いてました。その時「この匂いは血の匂いっていう発想には至らないのか?相棒」いきなりでびっくりしたが、いつもの影である。「ドユコト?」と聞くと「この街、昨日までは栄えてたっぽいぜ。だがこの街のデータによると昨日の時点でパタリと一人以外、姿を消していやがる。間違いねぇ。この街にはいるぜ、殺人鬼!」目の前のジャックのHUDがスルスルと動きながらデータが表示されていく。そうすると
「生存 一人」
これだけが書かれていた。・・・まじで?本当にいるのか?にわかに信じられはしないが、まだこの街を調べる必要があることだけは分かった。
調査してみると分かったのだが、この街には城があるのだが壁には大きな穴が空いていた。セブン○レブンぐらいの大きさである。おそらくこの穴から侵入したのだと考えられる。そしてその後玉座に向かったところ、目を疑う光景を目にすることになった。その光景というのは
「たくさんの心臓が、玉座の前に置かれていた。」
自分の中の以上の代名詞になりそうなほど、グロテスクな光景だった。こんな光景を見たら普通は吐きそうになるものだが、そうはならなかった。
影が加えた能力の中に体制でも付属させる何かが合ったのだろうか?とりあえず、僕は急いでその場をあとにした。
その夜、僕は影と話していた。「影、ジャックに書かれていた 生存者 一人 っていうのは殺人鬼のことなのか?それともまた違うこの国の生存者なのか?」そう聞くと「この国の生存者が一人っていう意味だぜ。まぁ、この国のやつがこの国のやつ全てを殺していたなら、話は別だがな」と。つまり、この国にはまだ生存者がいる可能性があるということである。明日からは、殺人鬼の調査よりも先に生存者の捜索を開始することにした。
翌朝、目を覚ますとそこには、布団と・・・少女がいた。朝から何言ってんだこいつと思うかもしれないが、なんかいるのだ。素子でびっくりすることに昨日布団なんてかけた覚えがないのだ。つまりは、この子がかけてくれてたってこと?・・・優しいなぁ。そんなで影に話しかけてみると「そいつが生存者っぽいぜ」と言ってきた。ビンゴである。朝からの壮絶の展開のあとで言うがなんとも変な気分なのである。こう・・・何かを忘れているようなそんな気分なのである。まぁ、そんなことは置いといて。
...起こしてみるか。体を揺すってみると、案外簡単に目を覚ましてくれた。「・・・ふぁ~~~」となんか少女らしい声で目を覚ましていた。あくびをし終え、一度こっちをみてきた。とりあえず挨拶をしないといけないと思った僕は、「あ、おはよう」と、言ってみた。なんか色々飛んだ気がするが気にしない事にした。すると相手は「おはようございま・・す・・?」と、当たり前の反応を示してきた。「はじめましてからなきがする。」というと「そうですね」と反応してきた。
ここで少し困ったことが起こった。自分の名前どうしよう。そのまま浅巻 新渡って言うわけにも行かない気がする。なのでとりあえず、名前を少し変えて僕はこう言い放った。
「僕の名前は アサシンの巻渡 よろしくね 君の名前は?」と聞くと少女はこう答えた。
「僕の名前は ニリィ・アタナシス ニリィと呼んでください」
ここから「僕、巻渡」と「一人称僕の少女、ニリィ」との奇妙な関係が始まった。
続く・・・
アサシン、始めました @malimo0
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