第5話

「終わったよー、父さん」

「父様!、終わりました!」

「来たか!、アルス、エレナ」

父のロスグウェルは、アルスとエレナがステータスの儀式から戻ってくるとアルスとエレナを抱きしめた。

そして、それを見たクリスは「変わったなー、ロスグウェル」と、密かに思った。

すると、アルスがクリスに気づいて父のロスグウェルに「このでかい剣を持ってる人は誰ですか?」と、父のロスグウェルに聞いた。

「あぁー、この人は俺の元同僚のクリスだ」

「よろしくお願いします、クリスさん!」

「へぇー、やっぱり珍しい種族だなー、人間族イマジナリー精霊人族トロルの中間の子かー」

クリスは、初めて見るロスグウェルの人間族イマジナリー精霊人族トロルの子に興味津々だった。

すると、教会の主がロスグウェルにアルスとエレナのステータスプレートを渡した。

「まあ、これくらいかー」

「エレナ・バトネシア 種族 不明 気力 15400 魔力量 39800 スキル 全属性魔法 初級 中級 称号 剣姫 神の使徒 創造神の加護5 剣神の加護5 魔法神の加護5」

父のロスグウェルが、最初にエレナのステータスを見ると、だいたい母のルナリアと同じくらいのステータスだった。

「おいおいロスグウェル、これは普通じゃないぞ」

「まあ、俺の娘だ、これくらいあたりまえだよ、俺も神の使徒の称号は持ってるが、この神の加護が以上だなー」

そして、次に問題のアルスのステータスを見ると、父のロスグウェルはアルスのステータスを見て驚いた。

「アルス・バトネシア 種族 不明 気力 45800 魔力量 189000 スキル 全属性魔法 初級 中級 上級 超級 神話級 魔法剣技全 不明 称号 剣王 神の使徒 創造神の加護5 剣神の加護5 魔法神の加護5」

「なんだこれ!!」

ロスグウェルとクリスは、アルスの以上な程のステータスに声をだして驚いた。

「おい、アルス!、これなんだ!」

「あぁー、なんか祈ってたらなんかー、神の間とかに連れていかれて、魂だけ」

「まさか!?、創造神様とかに会ったのか!?」

「うん!、会った、そして加護くれた!」

「まじかよ・・・」

「大丈夫!、エレナも会ってるから!」

「はっ?」

アルスは平然と話していると、ロスグウェルとクリスは、アルスの言葉に固まった。

「本当か?、エレナ・・・」

「はい!、会いました父様!」

エレナの発言にロスグウェルとクリスは、ただただ呆然とアルスとエレナに加護を与えた神にロスグウェルは「息子と娘を以上にしないでください」と、祈りを捧げるのであった。

「それじゃあ、帰ろうか・・・」

ロスグウェルは、アルスのステータスとエレナの加護に驚き疲れて帰ろうとした。

すると、教会の前に人だかりが出来ているのを見たロスグウェルは「あぁ、やばい」と、独り言を言っていた。

「どうした、ロスグウェル?」

「久しいな、ロスグウェル」

「へ、陛下!」

そして、クリスは膝をついてロスグウェルはアルスとエレナを自分の後ろに隠れさせた。

「だれ?、父さん」

「だれー、父様?」

「少し静かにね、アルス、エレナ」

ロスグウェルは、クリスが「陛下」と、呼ぶ相手を警戒しながらじっと見ていた。

そして、ロスグウェルはアルスとエレナを庇いながら剣に手を置いて魔法をいつでも放てるように構えた。











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英雄の子「双子」は、最高峰の魔導剣士になりたがる。 鮫紙 大使 @haya1215

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