第4話

次の日になりアルスとエレナはと父のロスグウェルと母のルナリアは、アルスとエレナのステータスを見るために教会へと向かった。

「もうすぐ着くぞ」

そして、父のロスグウェルがさらっと言うと、教会に着いた。

「ここ?」

「そうだよ」

父のロスグウェルに連れて行かれてアルスとエレナは、教会の中に入ると、目の前に教会の主と何人かの鎧やローブを身につけた若い大人が立っていた。

「こんにちは、ロスグウェル様」

「お久しぶりです」

「では、今日は予定通り息子さんと娘さんのステータスの確認ですね」

「よろしく頼む!」

そして、教会の主にアルスとエレナはステータスを確認するための儀式に使う部屋へと案内された。

その間、父のロスグウェルは教会にちょうどいた鎧とローブを身につけた人達に話しかけた。

「もしかしてー、このユラサス王国の騎士と魔道士とかですか?」

「は、はい!、は、初めまして!、レイクと言います!、お会いできて光栄ですロスグウェル様!」

ロスグウェルが騎士達に話しかけると、一番若そうな騎士が緊張しながらロスグウェルと話した。

すると、若い騎士がロスグウェルと言うと、突然「バン!」と、教会の扉が開いた。

「いま!、なんて!」

「あっ!、団長!、あの英雄のロスグウェル様ですよ!」

ロスグウェルが扉の方向を見ると、大きな剣を背中に持った男性が息を切らしながらロスグウェルの方向を見た。

「ロスグウェル・・・」

「えっ、クリス・・・」

「やっぱり!、あの英雄のロスグウェル・バトネシアか!」

「まさか!、あの戦闘狂のクリス・ドルトリアか!」

そして、ロスグウェルとクリスは眉間にシワをよせながらお互いに近くに来て肩を組んで拳を合わせた。

「久しぶりだな!、クリス」

「お前こそ、英雄のロスグウェルさん!」

「やめてくれよー」

「今日は何しに来たんだ」

「うちの子のステータスの確認だよ」

「えっ!?、結婚してんの?」

「あぁ、ルナリアとな」

「そうかー、ん?、ルナリアってあの精霊人族トロルの英雄のルナリア・テスリニアか?」

「そうだよ!、それにうち子たちは半分が人間で半分が精霊なんだよ」

「ほぉへぇー、それはまためずらしいなー」

ロスグウェルの言葉にクリスは、あの女嫌いのロスグウェルが結婚して親になったことに驚きながらロスグウェルの子供のアルスとエレナのステータスの儀式が終わるまで仲良く肩を組んで話していた。

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