第3話

「はぁー、どうしよう」

「すごかったね、兄さん!」

「あぁ、ありがとうエレナ」

アルスは、自分が行った魔法でここまでのことになるとは思わず少し反省しながらこれからの状況説明のことを考えていた。

すると、エレナは少しどんよりしているアルスを励まそうと、アルスの魔法を褒めた。

「よし、片付けしゅうりょーう!!」

アルスとエレナは、片付けを終えて夕飯を食べるために屋敷に戻った。

そして、アルスとエレナが食事をする部屋に着くと、もう父のロスグウェルと母のルナリアは食事をしていた。

「ほら、アルスとエレナも食べなさい」

「はーい!!」

アルスとエレナは、母のルナリアに言われて席について夕飯を食べ始めた。

すると、父のロスグウェルがアルスに「アルス!」と、大きな声で言うとアルスは「はい!」と、大きな返事をした。

「今日の魔法はなんだ!」

「あぁー、あれはですねー、俺のオリジナルの魔法の雷閃光サンダーレイです」

「あぁーじゃない!、いまのお前は以上なんだぞ!」

「ふーん、俺ってまさか、てんさーい!」

「まずな、魔法の詠唱なしならわかるが、お前の年齢でオリジナルの魔法を使うやつなんていないぞ!?」

父のロスグウェルは、アルスの以上な程の天才的な発想と才能に驚いていた。

すると、母のルナリアがアルスに「アルス、まさかどこかで練習しているの?」と、聞いてくるとアルスは「うん、ダンジョンでやってる」と、言うと父のロスグウェルと母のルナリアは頭を抱えた。

「アルス、ちなみにどこだ」

灼炎迷宮ヒードスダンジョンだよ」

「はっ!?」

「ん?」

「えええぇぇぇーーー!!」

アルスは、サラッとダンジョンの名前を言うと、父のロスグウェルと母のルナリアは驚愕した。

それもそのはず、灼炎迷宮ヒードスダンジョンは、この世界でも上位に入るダンジョンなので、そんな危ないダンジョンに子供一人で行くことに父のロスグウェルと母のルナリアは驚いていた。

「アルス・・・」

「はい?」

「ちなみに何層まで行った?」

「えっーと、地下112階層まで行きました!」

「・・・」

アルスは、またもやサラッと驚きの数字を言ったので、父のロスグウェルと母のルナリアは、もう返す言葉が見当たらなかった。

「アルス、明日ステータスを見るために教会に行こうか」

「あっ、はい!」

「エレは?」

「エレナも行くか」

「はーい!」

そして、アルスとエレナは明日の訓練を中止して、アルスとエレナの現在の強さを見るために教会に行くことになった。


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