第2話
「はぁはぁ、次だ!」
「もう、無理・・・」
「ほら、次は剣術の訓練だぞ」
「ちょっと、エレナを休憩させないと」
「お願い、父様・・・」
「少しだぞ・・・」
父のロスグウェルは、アルスとエレナが毎日の訓練で疲れているので、たまには休憩も必要だと思い休憩を入れた。
───五分後───
「ほら、やるよ」
「はーい!!」
アルスとエレナは、休憩で少し体力が回復したので剣術の訓練を始めるために剣を取りに行った。
そして、剣を取りに行くと父のロスグウェルが訓練場に土の魔法でゴーレムを二体作り始めた。
「と・・・、父さんそれは?」
「ん?、あー、これはゴーレムだ」
「うん、見れば分かる、なぜゴーレム?」
「あぁー、実戦訓練だ」
「えぇー、無理だよ父様」
「大丈夫、お前なら余裕だ」
「俺はやるよ」
「どうする、エレナ」
「わかった、やる」
「よし、どんな手をつかってもいい、ゴーレムの身体の核を破壊すれば勝ちだ」
父のロスグウェルは、アルスとエレナには余裕と言ったが正直難しい訓練だと思っていたが、父のロスグウェルはアルスの表情を見てなぜか違和感を感じた。
それもそのはず、アルスの身体から溢れ出ている魔力のオーラが英雄並あるいはその以上の魔力のオーラを出していたので、父のロスグウェルはなぜあんなにアルスの魔力が上がっているのかを不思議に思っていた。
「よし、エレナからやってみろ」
「はい!、父様」
そして、エレナが剣を構えるとゴーレムが襲って来た。
「
エレナは、
「エレナ!、合格だ!」
「次!、アルス!」
「はい!」
「お前は長男だから、三体だ!」
父のロスグウェルは、アルスの以上な程の魔力を測るためにわざとアルスにはゴーレムを三体で挑戦させた。
「いくぞ、アルス!」
「はい!」
そして、アルスが剣を構えるとゴーレムが三体一気に襲いかかった。
「兄さん!」
すると、アルスは剣を横に持って手を空に掲げた。
「
すると、空から雷が降ってくると、ゴーレムの身体に直撃してゴーレムの核と一緒にゴーレムは灰になった。
「あれ?、終わった!?」
アルスは、剣を構えたのに魔法で終わってしまいすこしガッカリしながら父のロスグウェルの所に合格か聞きに行った。
「アルス・・・」
「後で話しを聞くから来い」
「あっ、はい・・・」
「訓練は終わりだ、片付け」
アルスは、驚いている父のロスグウェルを見て「やってしまった」と、思いながら片付けを始めた。
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