◇2023.4.11◇久しぶりのわたしへの手紙
4月11日(火)久しぶりのわたしへの手紙
「草がセメントを突き抜けて生えてこられるなら、どこへ行っても愛はあるわ。」
――シェール(米国の歌手、女優 )
🌿🌿🌿
風の音がしている夜。
今日は何だか、えらく疲れちゃって。
病との長い旅路のなか、こういう時があるよね。
治療計画、それぞれの科の主治医に相談しながら、数値を安定させて状態を維持して、それからじゃないと手術もできない。
入院も必要になる。
わかってるんだけどね、気力が湧かなくて。
数値を整えるまでやれても、それを維持し続けるのってなかなか難しい。
ヘタレのイイワケかもしれないけど、やっぱりこの長いコロナ禍は色々なものをわたしから奪ったし、気力をこそぎ取っていってる。
それでも、それでも……ヘタリながらも、何とか立て直し立て直しやってきたつもり……なんだけどねぇ。
ねぇ、わたし。
わたしはわたしのダメダメさも弱さや意気地の無さも知ってるよ。
だけど……しぶとさもね。
心が春の嵐のなかに佇んでいるようなこんな夜。
どうか、焦らないで。
いつかは、この風も止むから。
諦めないで、投げ出してもまた拾い上げていこう。
今日は、ダラりんこして、ゆっくりおやすみ、わたし。
大丈夫。ここにいるよ。
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