◇2023.4.9◇あなたへの手紙

4月9日(日)枠物語みたい???


4月になってからはじめての「手紙」になります。


🌿🌿🌿


相変わらず一日が過ぎるのはあっという間で、わたしは後ろ姿を追いかけてばかりですが💦


実はだいぶ前から、思いついたテーマがあって、それを密かに書きためているのですが……現在絶賛エタり中( ᐪ ᐪ )


時代小説で、勿論フィクションなのですが、そしてプロットもたててるんだけど、悲しき筆力不足‪💧‬


いえいえ、それを言い訳にしちゃいけませんね。

ただ、このままだといつ公開できるのかわからないので(永遠の未完になりかねず)

今回は、この「手紙」のなかで、こっそりと?序章のみ公開を、お許しくださいませ。

(⁎ᴗ ᴗ⁎)

では、少し長くなりますが……。


☪︎┈┈┈┈┈┈📖┈┈┈┈┈┈┈☪︎


   「ふたり弁慶」つきの


◆序ノ章◆


 秋も深まり冷たい雨のしとしとと降る山の夜のこと。

 濃い霧の中、やっと見つけた細く煙の立ちのぼる荒屋あばらやへ、薬の入った背負い箪笥たんすを担ぎ笠を被り、疲れた足を引きずるようにして向かう男ひとり。


      ◆◆◆


 場面は変わり、男の目指す荒屋あばらやには、これまた幾つとも知れぬ白髪の老婆がひとり、囲炉裏いろりで山菜などを入れた薄い汁物を煮ながら火の番をしている。


       ◆


 ほとほと……と戸を叩き、必死で声を上げて、この雨と霧に迷って行く道を見失ったと切々と掻き口説けば、カタリと開いた木戸


 招き入れてくれた老婆いわく、


「おお、そんなに震えて……ささ……もそっと火の側へ寄りなされ。ほれ、ちょうど具合良く山菜汁も煮えた頃じゃ」


 思いもかけぬ、優しい言葉と温かな汁物を振るまわれ、一息ついた男は尋ねる。


「此処は、どの辺であろうか。薬の商いで廻った家から、この山中を抜ければ小さいながら村があると聞いてきたのだが……」


「迷ったつもりはなかったのに、霧のせいか何処で見誤ったのか、いつしか道を見失しのうておったのです」


「それにしても、お婆様。見れば一人暮らしのご様子。助けて頂いたわしがいうのも何じゃが……たまたま悪い者で無くて良かったけれど、あれ程、無造作に戸を開けられては不用心ではあるまいか」


 老婆はその問いには応えず、ややあって


「昔むかし……嘘か誠か、今となっては伝えられし破片かけらのような言葉を綴り合せての物語……」


「この嵐の晩に、こんな荒屋あばらやで行き合わせた、これもまたご縁。宜しければ、聞いていかれませぬか?  長い夜の退屈しのぎくらいにはなりましょう」


 そんなことを、言う。


       ◆


 囲炉裏の中の薪が、ぱちぱちと爆ぜる音がする。


 雨は一向に止む気配もない。


       


 男は頷き、老婆の話に耳を傾けた。


☪︎┈┈┈┈┈┈📖┈┈┈┈┈┈┈☪︎     


と、まぁこんな感じで、次の一話までは書いたのですが。

そこからが(>_<)

資料を調べたりしてメモ書きしてるのですが、そこからが(>_<)(>_<)ううっ

物語を書かれている皆様って凄いです。


しか〜し!

長くに中断していても、ふと思いついたり書きたくなることって、ありますもんね。

これも物語とのご縁というやつです。


と、いうことで、これが幻の未完作品になるか、いつか日の目をみることになるかは……誰もわからない……(いや、つきのが書けばいいだけなんだよー!)


何とかしたいなぁ〜


そんなことを考えながら、日曜日の午後は過ぎていくのでした💦

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