◇2021.1.6◇(曇)

1月6日(水)☁

日が暮れてきて、寒くなってきました。

明日から一段と冷え込みがキツくなって雪になるだろうとのこと。

わたしは、雪が降ってもあまり積もらない地方住みですが、雪に慣れていない地方だけに、凍った道で滑ったり、雪慣れしてない車の事故もあり、大人になってからは子供の頃のように無邪気に雪を喜べなくなってます。

考えると豪雪地帯の方などは本当に大変だと思います。


それでなくても、コロナ禍で感染者、重症者が過去最多というニュース。

冬生まれで冬は好きな季節だけど、今年は何とも切ないですね。

ワクチン、治療薬を待ちつつ、感染予防に気を配りながら生きていくしかないのでしょうが、基礎疾患がある身としてはこの現状は気持ちが休まりません。


逢いたいひとにも逢わず、病院や必要な役所など以外の不要不急の外出も控える日々。

気力も萎えてきます。

(思い切り弱音です)


いつになったら、心穏やかに過ごせる日は来るんでしょうね。

今は耐えて自分にできることをしながら、祈るしかないのでしょうけれど。


******


昨日書いたように今、京極夏彦「鉄鼠の檻」を再読中です。


この『百鬼夜行シリーズ』の登場人物に関口巽せきぐち たつみという主人公の一人であり、京極堂(中禅寺秋彦)の学生時代からの友人の風采の上がらぬ小説家がいまして。

改めて読むと、彼がもう、自分に重なって仕方ないのです。


>臆病で気が小さく、時に場面緘黙症ばめんかんもくしょうになるほどの対人恐怖症で常に精神不安定。コンプレックスの塊


などと評される人物。

ダメっぷりがわかりすぎます。

そして惑う人なんですよね。



この「鉄鼠の檻」

実はシリーズの中では、どちらかというと、あまり深く読み込んで無かった作品でして。

わたし的には「魍魎の匣」がシリーズで一番好きということもあったし。


でもだから再読率が比較的少なかった「鉄鼠の檻」をじっくりと読み返したくなったというのもありました。


本の面白いところは、読み返す度に、その時期や年齢や気持ちなどで感じるところや、見る方向が変わることですね。



関口君と同じように、わたしも惑い続けてます。それはもう情けないほどに。


あちらとこちらの境目の昏い道で泣きそうになりながら途方に暮れたり、ぼんやりとしているのです。


このシリーズを読み返したくなるのは、そのせいかもしれません。


******


夜も更けて、深々と冷え込んできました。


コメント返信も少しずつさせていただいていますが、読みに伺うのも合わせて遅れがちでごめんなさい💦m(_ _)m


ゆっくりと生活も体調も立て直していけたらと思っています。


皆様、どうか暖かくしてお過ごしくださいね。

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