◇2020.12.25◇(晴時々曇)あなたへの手紙

12月25日(金)☀/☁あなたへの手紙

何だか、あっという間に25日です。

そしてクリスマスも終わろうとしてます。

正直、12月に入ってからは、日にちの感覚がなくなってて……。


***


山の家を次男に任せて自宅に戻っていますが、今になって疲れが出たのか蕁麻疹が出たりで持病の数値もなかなか改善せず。

溜まっていた家事も遅々として進まず、すぐにグッタリ横になってしまう有様で、自分のペースを取り戻せずにいます。


無意識に現実から逃げているのかもしれません。

いい歳をした大人の癖に、わたしはやっぱりヘタレなのです。


でもね……そんな自分の弱さを責めてばかりではどうしようもない。

わたしは”このわたし”と共に歩いていこう、

そう思えるようになったのは、重ねてきた歳月のお陰だとも思うのです。


***


どうしても笑えない時があって、逃げ場のない苦しみにのたうち回ることがあって、いっそ投げ出してしまえれば楽なのにと色彩を失った景色をぼんやりと見つめながら考えたりして。


人って……少なくとも、わたしなんかは、そんなに清廉潔白にも強くも、なれません。

すぐ挫けるし、我慢強くもないし、弱音と愚痴は心で吐きまくってます。結構、ドス黒かったりもするし(汗)

駄目な所を数えだしたらキリがない。


そんな自分が嫌で仕方なかった。

世の中の他の人達の様に人並みに出来ない自分が情けなくて惨めだった。


***


困難に遭う度に、逃げ出したいと何度も思ったし、実際に全てになんて立ち向かえなかった。

それでも、どうしても逃げ出せないことはあるのだ、ということは知りました。


それが”命”と向き合うこと。


未だに、ちゃんと向き合えているかというと、情けないほどにへっぴり腰ですけれども。


大切なひと達の命。

自分自身の命。

自ら病を得てからは尚更に、生きることと死ぬということを考えずにはいられなくなりました。


死ぬまでは生きねばならない、ということは、簡単なようでとても難しい。


***


思考するということは必要だけど、そこに一点集中してばかりだと大切なものが見えなくなる。

逃げ出せないもの、向かい合わないといけないものはあるけれど、逃げ出せなくても時には思考を手放してみよう、そう思えるようになってから、少しだけ呼吸がラクになりました。


いえ、それでも何かあればこんな風に息苦しくなってしまうのですけど。


それでも、わたしはうずくまり硬直する”わたし”の傍で寄り添い、その背をさすり、共に歩きます。最期まで。


逃げられるものからは時に逃げて、煮詰まった思考をたまには手放しながら……。


矛盾も、みっともなさもさらけ出しながらでいい。

ねぇ……生きていきましょうね、わたしたち。


***


詩にしても、この手紙にしても、わたしの言葉は拙すぎて、もどかしいばかりですけれども。

あなたにいつも伝えたいことは

「ありがとう」

その温かなお気持が嬉しいです。


ありがとう、待っていてね。待っているよ。


あなたが其処にいてくれることが、わたしを友達だと言ってくれたことが沁み入るように嬉しいのです。


だから何度でも、何度でも

ありがとう。

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