◇2020.1.16◇(晴)◇
これは明日のわたしへの手紙。
なんていうか怒涛の年末年始だったよね。
アタフタしているうちに、いつの間にか1月も半分が終わっているという。
まさに嵐の海をもみくちゃにされてた感覚だよ。
そして、今、呆然としつつ。
食欲がやっと戻ってきたのは有難いよ。
何しろ、この食いしん坊のわたしが、食べるのを忘れるなんてことは滅多にある事じゃないし。
無性に葛切りが食べたくなって、お鍋にして葛切り入れて、柚子絞った酢醤油でチュルンと口に入れた時、何か泣きそうにしみじみ美味しかったよ。
食べることって大事な事だよね。
病み上がりとかに、なぜだか食べたくなるものってあって、葛切りもだし、牛乳寒天とかねぇ、優しい味が欲しくなるのかなぁ。
熱い緑茶を大ぶりの湯呑みにタップリ入れて、フーフー啜りながら飲むのもいいよね。
湯呑みを抱え込むみたいにして冷たい指先を温めながら、読みかけの本のページをめくる。
こういう冬の夜は好きだなぁ。
そうそう、賞味期限が迫っていた卵を茹で卵にしたよ。殻を剥いて潰して、塩コショウにマヨネーズ。これもたまに食べたくなるんだよね。パンに挟んだりして。
あ、思い出した。
そういえば子供の頃に体調崩した時、元気になったら食べたいものを紙に書き出したりしていたっけ。
紙いっぱいにヅラヅラと思いつくまま、確か下手な絵も一緒に描いたりしてた。
焼肉、お寿司にお刺身、カレーにグラタン、アイスにケーキに果物いっぱい。
どんだけ食いしん坊だったんだって話。
明日のわたし。
まだ、どうも頭ぼんやり状態だけど、こんな時だからこそ、慌てないでいこうねぇ。
何だか周りから置いていかれてしまうみたいな、そんな焦りに囚われてしまいそうになるけど。
そんな今だからこそ、立ち止まることを恐れないようにしよう。
せっかちなわたしがついつい陥りがちな、焦りすぎて自滅ってこと。
そうならないように、深呼吸、深呼吸。
思考の迷路の中でグルグルしそうになったら、思い切って、そこに力抜いて大の字になって寝転んで、それからぼーっと空を見てみる。
前に進むだけが答えじゃないはずだもの。
そうでしょう?
ね。
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