◇2020.1.17◇(曇)◇
これは明日のわたしへの手紙。
そうして早くも、また週末がやってくるね。
明日は整形外科の肩外来の予約日。
風邪ひいていたこともあって、予約キャンセルしないといけないかなとも思っていたけど、何とか間に合ったのでマスクしてペットボトルのお茶を携えて行く予定。
久しぶりに好きな絵を描く人達のことを書きたくなって(とはいっても上手な紹介する文章力が毎度ながらないから、もうひたすらに、この人の絵が好き!って感じでしかないけど)画集やイラスト集などを取り出して見ていたらこれがもう止まらなくて。
エッセイで紹介しきれなかった人達もまだまだいるので(いや、わたしの紹介って言ったってお名前をあげるくらいだけど)
でも、絵もだし、音楽もだし、小説もだし、写真もそうだけど、なんて美しい存在なんだろうと思うよ。
美しい……というか、それは表面的な『美』ではなくて、深くて底知れぬもの。
時には醜くすらあるのに、だからこそ、その姿に共感して、その中にハッとする美しさを見る。
ああ、どうもわたしはこういう事を伝えるのが下手だなぁ。
*
今はちょっと物語を創る方はお休みしている。
どうも、今のわたしはエッセイ的なもの、私小説的なものを書きたくなっている様なので(詩は日々の呼吸みたいなものかな)その本能?に逆らわずに書いていこうと思うんだ。
言葉が降りてくる時っていうのがあって。
なんていうと大袈裟だけど、言葉がリズムを持って降りてくる感じ。
歌詞とはちょっと違うのはメロディではなくてリズムだってとこかな。
うーん、やっぱり上手く言えないけど。
*
そういえば、ものすごく落ち込んでいた時に物語で救われたって事がある。
これほど本好きのわたしでも、本すら読めなくなることがあって。
音楽すらも受け付けられなくなっていた。
その時にふっとその本に手が伸びた。
大好きな大切な本だけど、いつも読んでいるというのとは違って、その時も、しばらくぶりの再読だった。
シリーズものの一巻から読み出して……止まらなくなった。
結局、最新巻まで一気読みして、読み終わった時には灰色だった景色に色が戻ってきている自分がいた。
その本は
【 小野不由美「十二国記」】
これは未だに忘れられない体験だよ。
物語の素晴らしさは勿論だろうけど、必要な時に必要なものと出逢ったんだなって思った。
以前、読んだ時も感動したり、考えるところはあったんだけど、それを塗り替えてしまうほどに、その時に物語とわたしは一つになっていた。
わたしは確かに物語に救われていた。
*
明日のわたし。
ああ、どうも最近は独り言ばかりが多くなってしまってるね。
でも、こういうのもわたし。
面倒くさくてグルグルしてて要領が悪くて説明下手で。
でも、書かずにいられなくて。
いいよね?いいことにしちゃおう。
そうして、また好きなものを探しに行こう。
絵だったり音楽だったり、言葉だったり、そんな心揺すぶられるもの達を。
何もかもが辛くなった時には音のない暗闇の中で耳をすませてみよう。
暗闇には暗闇の声があり色がある。
そこで初めてみえることもある。
今日のわたしは、そんなことを考えたりしているよ。
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