オッちゃんってヤツは…。ー愛すべきオッちゃんたちへー
これで、以前書いていた「オッちゃん」たちのお話は終わりです。
最初にお断りしたとおり、ほとんどが2010年〜2011年ころの話です。
その間、東日本大震災もありました。それに伴って、ちょっと不謹慎なオヤジギャグを言っていたオッちゃんもいましたが、それは今回外しました。ホントに、「オッちゃんってヤツは。。。」って感じです(笑)。
パソコン音痴の話が多かったので、スマホ全盛の昨今、わかりづらかったかもしれませんが、それでもお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
こちらに登場したオッちゃんたちも、今まで大手を振ってドヤ顔で仕事をしてきたのに、ある日突然、職場にパソコンがやってきたのです。そのとたんに、ドヤ顔できない場面が増え、時には若い世代に教えを乞い、時にはちょっとバカにされるという立場に追いやられたのです。そもそも、そういうものと無縁でやってきて、まったく未知の領域なうえに、おトシゆえ、新しいこともなかなか覚えられないのです。
そんなオッちゃんたちの悲哀を想像してみたら、ちょっと見る目も変わってきますよね(なのに、ネタにしてごめんね! 笑)。
おそらく、この類いのオッちゃんは、今後は出現して来ないのではないかと思います。なぜなら、これからオッちゃんになる人たちは、若いころからパソコンに慣れ親しんだ世代だろうから。今現在の新・オッちゃんたちは、もうすでにそうかもしれません。
それに、パソコンの操作のしかたも、iPhoneの機能も、あれからずいぶん変わったと思います。より便利に、より簡単に、よりオッちゃんたちにやさしく変わったと思いたいのですが、どうでしょう??
とすると、ここに出てきたオッちゃんたちは、貴重な貴重な最後のパソコン音痴世代、もしかすると、博物館に展示してもよいレベルかもしれません。絶滅危惧種です。そう思うと、ますます愛着(?)も湧いてきます。
ここに出てきたオッちゃんたちのその後——
すでに鬼籍に入られたオッちゃんもいます。
大病をして生死の境をさまよい、やっと生還してきたオッちゃんもいます。
奥様を病気で亡くされたオッちゃんもいます。
先ごろ、年金受給が始まり、仕事を減らしたオッちゃんもいます。
そして、現在、この中で最高齢は70歳のオッちゃんでしょうか。
仕事を背負い、家族を背負い、人生を背負い。。。
すでに、黄昏も色濃くなってきているオッちゃんたち。
どなたかがレビューで書いてくださいましたが、まさに
「オッちゃんだってがんばってんだよォ」
——そのとおりです。
がんばれ、オッちゃん!
皆さんからも、この愛すべきオッちゃんたちの今後にエールを送っていただければ幸いです。。。
(ちょっとマジメに締めてみた。。。(笑))
オッちゃんってヤツは…。〜〈思い出道楽〉出張版〜 たまきみさえ @mita27
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます