なぞなぞハナウタ
飛行機の窓から見た雑草
滑走路の横で風に揺れてた
こんなところで大変だなって
思いながら じっと見ていた
そしたら なんだか雑草たちが
ブツブツ何か言っているような
本当はもっと素敵な世界が
どこかにあると 言ってるような
そう思ったら 可笑しくなって
隣の芝生は青いもんだと
私は雑草に言ったのだ
その時から ほかのものも
何か言い出さないかと 耳を澄ませた
語ったり 歌ったり 愚痴ったり
私は その声を聞こうとし
その言葉を書き取ろうとした
生き物の毎日 ものの一生
矜持があって 喜びがあって
生業があって 宿命があって
ひしめき合ってこの世を生きてる
そんな空想の中に しばし戯れてみた
耳を澄ますと どこからか
ブツブツ聞こえくる ヘンな歌
あなたは誰? これはナニ??
* * *
100編もの拙い詩のようなものに
お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
なぞなぞハナウタは、これでおしまいです。
周りのモノがしゃべってくれたら、おもしろいだろうなぁ。
そんな想像から生まれたお遊びでした。
ン年ぶりに詩のようなものを書いて、
読んでくださり、答えを考えてくださる方々に励まされ、
詩ってやっぱり楽しいなと思い出させてもらいました。
「また、書くことがあるかも? ないかも?」
最後のなぞなぞの答えは、またいつか!
なぞなぞハナウタ たまきみさえ @mita27
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