あなたって まるで幽霊みたい
あなたって まるで幽霊みたい
姿はぜったい見えないもの
あなたが通り過ぎる時に
あなたが来たと感じるだけ
木の葉や 洗濯物や
私の髪や 私の頬を
あなたはいたずらに撫でて
揺らして はためかせる
それが あなたが来たしるし
ひとしきり 戯れて
いつの間にか いなくなる
そして あなたが去った跡
いつも少し 何かが違うの
木の葉ははらりと落ちてるし
私の心は凪いでいる
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