閉じる
表示設定
目次
すぅっと息を吸って 一瞬の静寂
彼の手が ふわりと置かれる
タイミングは 彼だけのもの
十本の指が滑り出す
フィールドは 彼だけのもの
十本の指が自在に操る
時に やさしく撫で
時に 激しく制圧
百以上の張りつめた鋼の線が
彼の呼吸に共鳴する
煌めく音の粒が舞い上がり
あたりを埋め尽くす
空気の 踊るような振動
私の心も 舞い踊る
そこに生まれる至福のひととき
出会ったのだ 一つの奇跡に
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます