タグから読ませてもらいました
さらりとした文章表現は決して必要な情報を欠かかず、そして無骨でもない
いいバランスで構成されていて読みやすかったです
世界観とキャラ付けが巧みですね ソーラ、エルミス、そして金城一真という人間がしっかりと味付けされているので脳内でどういうビジュアルか、どんな声かも想像しやすくストーリーに没入することが出来ました
序盤からソーラとエルミスで描写される身体障害の秘密が、しっかりと溜めてから流行病という身体が石になる病気、と明かされたことに大きなショックがあり良かったです
ロボット戦闘の表現は自分でもなかなか見たことがなかったので新鮮でした 表現が上手く動作がイメージかしやすかったので楽しむことが出来ました
面白かったです ありがとうございました
主人公がドン底の状況まで叩き込まれ、戦う事を決意してからが本当に熱い!
丁寧にキャラクターの魅力を書ききっているからこそ伝わってくる、
各国代表達それぞれが戦う理由の切実さ、負けられない想い。
それらの意地を力に変え、ぶつけ合う戦闘描写のスピード感!
手に汗握る白熱した駆け引き!
これがファンタジーのロボット天下一武道会。
それぞれ違った魅力のあるキャラクターにハマるもよし、
配られたカードの時点で不利な主人公が
状況をひっくり返す戦闘に熱中するもよし!
まずは第二章、初戦が終わるまで読み進めて頂きたいです。
最高に熱いファンタジーロボットバトルが待っています。
家族を失った主人公が、失意の中で異世界に転移。そちらの世界で出会った、とある国の姫や周りの人々との関わりの中で癒されていく。
しかし……その国の人々は致命的な病に侵されつつあって……。
という流れの中、主人公が巨大ロボ同士の戦いに身を投じるストーリーとなっております。
特筆すべきは、登場する主要な人物たちの心根です。
主人公やヒロイン(姫)に代表されますが。真っ直ぐさ、優しさ、そして人間味溢れる弱い部分も含め。とても好感の持てるキャラ達なのです。
だからこそ、病という大敵。それに侵された彼女らの運命を背負った主人公の戦いは、どこまでも熱い!
しかも、その熱さが発揮されるのは、神の呼び出した巨大人型ロボたちの戦う大会となれば……さらなる熱さは保証されたも同然。
個人的には、主人公機のバックボーンがとてもツボにはまりました。
たった一機、非武装の戦いを貫く無手の巨人!
正統派、熱いロボバトルをご覧あれ。
小説の極意とは、突き詰めればただふたつ。
装飾か研磨かに分けられるだろう。
一事をひたすら飾り付け、多こそを美として仕上げるのか。
多事をひたすら削ぎ落し、一こそを美として仕上げるのか。
その観点でいえば、まさに『異境武闘伝』は一を美とする研磨の作品だろう。
全てが必要と効力のもとに用意され、真っ直ぐに事実へと読み手を運ぶ。
有るか無いか、要か不要か。余計なものはない。
さながら拳突き脚運ぶ武道のそれだ。
藤村文幹はキーボードを打ち、記述力を鍛えるファイターのようだ。
完成されたパンチの前には、いかなる空気抵抗もそれを阻めない。
読めば伝わる、ハマれば届く。ノーガードでお楽しみあれ。