とっても楽しい違和感を味わえる短編でした。

穏やかに、でもはちゃめちゃに。つて感じですっごく面白いです。

いいお話ですね。
受け継がれる気持ちというのは心地いい。

ネズミが普通に駅長や民宿の主人をやっていて、普通に世間話をするような世界観が好きですฅ’ω’ฅ
石になった叔父さんでなんとなくドラクエ５を思い出していたのですが、その手紙でさらにパパスを思い出しました♪（笑）
そういえば、月光で石化がとけるってドラえもんの魔界大冒険にもありましたね。おとぎ話的な幻想的な題材で心惹かれます(*´▽`*)

石に意志はあるのかな？　とふと考えました。
自分の好きな風景の中にずっといられるのは、幸せなような、退屈なような……？
でも気立てのいい駅長の隣に並ぶ姿で、今度は「幸福の王子」を思い浮かべました。
観光客にも好かれていて、なんとなく、叔父さんは幸せなんだろうなあと感じました。
宿代のことはちゃっかりしていて、お茶目な叔父さんですね（笑）

「様になる姿で石になって良かったなぁ」と率直に思いましたｗｗ
何か訴えかけるような表情ではなく、黙々と「考える人」になっていたから「僕」も安心してネズミの町に置いておくことにしたのかな……なんて思ったり( ˘ω˘ )

寓意とかありそうで逆にないような。でも、それがいいなと思う作品です。好きな景色、好きな人ネズミがいる場所に辿り着いて。そこで物言わぬ石像となって朽果てることなく。経緯は知らねど幸せな気持ちが伝わる作品です。読めて幸福な気持ちです。これはいい作品ですね。