無関心の友情

挙げられたいくつかのセリフを使って小説を書くという企画の短編。
リズムよくコミカルながらも苦しい物語は、読んでいてどこか懐かしい気持ちになります。

「僕」には「君」が眩しく映り、「君」は「僕」に対して深い関心がなく、それでもそこにあるのは友情なのでしょう。
互いの誕生日、休日の過ごし方、出生や将来を知ることが友情なのか。
良い友人とは何か、短い物語の中で考えさせられました。

頭が良さそうにまとめると、濃厚豚骨ラーメンも良いけどさっぱり醤油ラーメンもいいよね、という事です。

蛇足)「アクチン ミオシン チューブリン」で画像検索して途中のセリフの意味が分かりました。星がきれいですね。