第12話 エピローグ
その晩、ももかさんは遅くまで起きていて、ずっとキロに話しかけたり撫でたりしていた。
キロも、ももかさんのそばを離れなかった。
ベットに入ると、しっかり抱き合った。
やがて、ももかさんがすうすう寝息を立て始めると、キロはそっと立ち上がり、ももかさんの寝顔を見つめた。
「今まで守ってもらってばかりだったけれど、これからは、ぼくも、ももかさんを守る。
ずっとそばにいるからね。」
そう、囁いた。
通じたかどうかは分からないけれど。
-おしまい-
東の空にいわし雲 ひまわり @hima-wari
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