あとがき

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もう少しだけ、お付き合いいただけると幸いです。


 この小説でやりたかったことは、「連載小説を完結させることはできるのか」、「プロットを考えずに物語を書いてみたらどうなるか」の二つを試してみるということです。後者についてははっきり書くと、開始したばかりの頃はタイトルが何を意味するのかさえ決めていませんでした。


 その結果どうなったのかは、読んでいただいた通りです。自分で読み返しながら疑問に思った点は、第13話のかおる視点、最終話の圭視点で捕捉しました。

 まだ疑問点は残っていると感じる方もいるかもしれません。それについては、私はこれ以上のことは書けないと思うので、ご想像にお任せしますとしか書けません。

 ただ一つ書けることは、はるなんとかさんの本当の名前は未定だということです。当初はメイン三人以外の人物は登場予定さえなかったため、こうなってしまいました。


 各章を千文字丁度にした理由は、何かしらの特徴をつけたかったからと、自分にとって読みやすく、書きやすいものにしたかったからです。


 何故あとがきがあるかというと、書くべきことがあるからです。それは、この小説のために参考にさせてもらったものです。以下に載せていただきます。


・小学校で習う漢字 チェックツール

https://orange-factory.com/tool/kanjicheck.html

 語り手が小学六年生なので、このツールを使用して「習っていない漢字」と表示されたものは人名以外、ひらがなやカタカナに直しました。


・春名風花さん

 勝手ながら、はるなんとかさんのモデルとさせていただきました。一人称が「ぼく」の女性芸能人です。春名風花さんとはるなんとかさんは別人ですが、インターネットが好きという設定は彼女を元にしています。

 彼女の著作にはいじめに言及したものがあり参考にしたかったのですが、入手できなかったため断念しました。


・『マンガでわかる! 10代に伝えたい名言集』定政敬子 、北谷彩夏(大和書房)

 鴻上尚史さんの言葉を引用させていただきました。ストーリー展開が決まっていなかったときにたまたま書店で目につき買った本で、彼の言葉を読んだとき、「これは良い」と思いました。だから、この物語があるのはこの本のおかげです。


・読んでくださった方、応援してくださった方

 書こうというモチベーションに繋がりました。感謝します。

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きみのまわりにあるものは? 須戸 @su-do

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