第4話 緊急逮捕
「このゴミクズ女!」
「お前なんかなぁ、いつか死んでもらうで」
下校中、歩いていると何か暴言が草むらから聞こえ始めた。
殺人事件が起きては大変、とりあえず持ち前のムービーカメラを起動させて、録画を開始。
携帯には110の表示。
「本日令和元年、6月10日、現在暴言と取れる声が聞こえています」
声を潜めてカメラに吹き込む。
盗撮といえば聞こえは悪いが、要は盗撮である。
「バーカ!」
ドンッ、という衝撃の後、声が響いた。
女子が穴に落ちたのだ。
しかも叫んだのも同じ学校の制服を着た女子だ。
直ぐに警察に通報
「何をしてるんですか?」
冷静を装い突撃。
「お前、あのぼっちYouTuber!」
「そうですよ、今の行為ね、傷害罪に当てはまる可能性が極めて高いんですね。そこの人大丈夫ですか?」
「はい....」
「とりあえず大丈夫ということで続けさせてもらうけどね、今証拠撮ってるから、名前もバッチリ名札撮ってるからね」
「お前!」
「何ですか?私に暴力でも振るうつもりですか?」
「殺すぞ!今すぐ動画消せ!」
「消せるけど、もう警察よんでるよ?」
「クソッ!」
「現行犯で緊急逮捕ね、ちょっと待ってな」
こうなったら仕方がない、自分で地面に押さえつけて取り押さえた。
落ちた子も引っ張り上げた。
直ぐに警察が到着、加害者、被害者と一緒に警察署に向かった。
陰キャラぼっち鉄道系YouTuberがラブコメ主人公になった件 電子レンジ235 @kintetsu5200
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。陰キャラぼっち鉄道系YouTuberがラブコメ主人公になった件の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます