第三十一話 メッセージのやりとり②

 

 

 

 玲華『こんばんはー、大樹くん』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが笑顔で手を降っている)』


 大樹『え』


 玲華『? あれ、どうかした?』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが疑問符を頭の上に浮かべて首を傾げている)』


 大樹『。。。あ、いや、何でもありません』

 大樹『スタンプ(おっさんクマがペコと会釈している)』


 玲華『え、本当に何でも無いの? 大樹くん』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが「本当に?」と問い詰めてきている)』


 大樹『ええ、何でもありませんとも』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが歯をキラッとさせた顔でサムズアップしている)』


 玲華『そう……?』

 玲華『なら、いいんだけど』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが素朴な顔をしている)』


 大樹『ええ、何もありませんよ』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが渋い顔で頷いている)』


 玲華『そっか。それで、明後日の日曜なんだけど』


 大樹『ああ、大丈夫です。いけますよ』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが歯をキラッとさせた顔でサムズアップしている)』


 玲華『うん♡』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが目をハートにして両手を祈るように組んでいる)』

 玲華『あ、じゃなくてね!』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが手をバタバタと振っている)』

 玲華『日曜は大樹くん、また昼頃からくる予定?』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが疑問符を頭の上に浮かべて首を傾げている)』


 大樹『ええ、そのつもりですが』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが疑問符を頭に浮かべている)』


 玲華『そっか。それってゆっくり寝たいってだけでなくて、家で何か用事あったりする?』


 大樹『いえ。。。? 特に何かある訳でもないですが』


 玲華『あ、じゃあね、土曜の夜に来ない? 仕事終わって直接さ』


 大樹『? 。。。と言うと?』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが困惑している)』


 玲華『うん、日曜に来て夜に夜景見ながらの露天風呂入ってから帰ると遅くなるじゃない? だからもう前日の夜に来て、お風呂入ってけばってこと』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが閃いた顔をしている)』


 大樹『え』

 大樹『スタンプ(おっさんクマの目が点になっている)』

 大樹『えーと、それはつまり。。。?』


 玲華『あ、うん。そのまま泊まってく?って話なんだけど。ゆっくりお湯に浸かってそのまま寝た方が大樹くんも疲れとれるでしょ? あ、ちゃんとお布団も用意してるから』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターがドヤ顔をしている)』

 玲華『あ、だからって朝に起きろなんて言わないわよ? ゆっくり昼まで寝たいだけ寝たらいいから!』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが手をバタバタと振っている)』


 大樹『えっと。。。いや、流石にそれはどうなんです。。。?』


 玲華『あはは、今更そんな遠慮しなくていいわよ。大体、大樹くん初めてここに来た日に泊まってるんだし』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが「ね?」と誘いかけている)』


 大樹『いや、まあそうですが、あの時は気を失ってましたし。。。』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが困惑している)』


 玲華『もう遠慮しなくていいから! お風呂上がりのビールだって用意しとくわよ?』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターがグラスを持って乾杯している)』


 大樹『そ、そこまで言うのでしたら。。。では、お邪魔させていただきます』

 大樹『スタンプ(おっさんクマがペコペコしている)』


 玲華『はーい、じゃあ土曜の夜ね。遅くなっても気にせず来てね♡』

 玲華『前よりゆっくりできるね♡』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが目をハートにして両手を祈るように組んでいる)』


 大樹『そ、そうですね。。。』

 大樹『じゃあ、着替え持って行った方がいいですね』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが思案顔で腕を組んでいる)』


 玲華『あ、そっちも用意しておくわよ?』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが「任せて」とサムズアップしている)』


 大樹『え、どういうことでしょう』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが困惑している)』


 玲華『あれ、大樹くん、私の会社がどういう系か知らない? 忘れてる?』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが「ニシシ」と笑ってる)』


 大樹『あ』

 大樹『そういえば、アパレル系でしたね』


 玲華『そうよー。宣材で使ったやつとか腐るほど倉庫にあるし、そこから用意しておくから気にしないで、手ぶらで来てね♡』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが「任せて」とサムズアップしている)』


 大樹『え、いいんですか。そんなの使っちゃって』


 玲華『私は社長よー? それに、その倉庫にあるのは定期的に社員に好きなの持って帰らせてるんだし、何も問題ないわよ』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターがドヤ顔をしている)』


 大樹『そうなんですか。。。では、お言葉に甘えましょうかね』

 大樹『スタンプ(おっさんクマがペコと会釈している)』


 玲華『はーい』

 玲華『スタンプ(少女キャラが「私に任せて!」と胸を叩いている)』


 大樹『そういえば、日曜に食べたいのは決まりましたか?』


 玲華『あ、それね。ハンバーグ食べたいな♡』

 玲華『スタンプ(少女キャラが顔を赤らめてモジモジしている)』


 大樹『ふむ、ハンバーグですか。任されましょう』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが「任せとけ!」とサムズアップしている)』


 玲華『やったー! お家で美味しいハンバーグ!』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが浮かれたようにスキップしている)』


 大樹『洋食屋の代表格みたいなもんですね』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが自信ありげに「ふっふっふ」と腕をくんでいる)』


 玲華『やっぱり自信あり?』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが興奮した顔でドキドキと胸を高鳴らせている)』


 大樹『それはもう』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが自信ありげに「ふっふっふ」と腕をくんでいる)』


 玲華『スタンプ(少女キャラクターが浮かれたようにスキップしている)』


 大樹『一緒に食べるのはパンにしますか、ライスにしますか? パンは流石に買いますが』


 玲華『えーっと、どうしよっかな』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターがソワソワとしている)』


 大樹『家でするんですから、どっちかでなくとも両方という手もありますから買い物の時にパンもお願いしましょうか』


 玲華『!』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが「その手があったか」と目を丸くしている)』


 大樹『スタンプ(おっさんクマがドヤ顔で「ふっ」としている)』


 玲華『うん、じゃあパンも買おう!』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが浮かれたようにスキップしている)』


 大樹『ですね。でもパンなら当日に買いに行った方がいいかもしれまんね。よく考えたら』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが思案顔で腕を組んでいる)』


 玲華『あ、じゃあさ、昼過ぎに一緒に外に出よっか』


 大樹『そうですね。夕飯前までに軽く出かけましょうか』


 玲華『うん♡』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが浮かれたようにスキップしている)』


 大樹『そういや、近くで美味いパン屋さんとか知ってますか?』


 玲華『近くかー、どうだったかな。。。』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが思案顔でうんうん唸っている)』


 大樹『まあ、どこかしらあるでしょう』


 玲華『そうね。。あ、そうだ。ちょっとパン屋さん以外に出かけない? 行きたいとこあるの』

 玲華『スタンプ(少女キャラクターが手を合わせてお願いしている)』


 大樹『構いませんが、どこへ?』

 大樹『スタンプ(おっさんクマが疑問符を頭に浮かべている)』


 玲華『あ、それは土曜に来た時に話すのでいい?』


 大樹『構いませんよ』


 玲華『じゃあ、土曜の夜に話すわね』


 大樹『はい』


 玲華『あ、それとね』


 大樹『はい?』


 玲華『大樹くんって、下着はトランクス派? ボクサーブリーフ派?』

 

 

 

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