AV現場だから、ムフフな話になると思って読み始めた浅はかな私ですが、もちろん九乃さんの小説だから読んだってのもありますけどね!そんなふうに読み進んで焦らされて最後そうしちゃいましたか、なんて思いながらも次作を楽しみにさせていただきます^_^感想になってるのかなってないのかw
主人公の青年はAV現場のカメラマン。非常に不器用でヘタれな青年は、まわりに流されまくりながら、恋を知り絶望を知り、やがて自分の足で立って歩くことをおぼえていく。人生の『はじまり』を感じる物語でした。
主人公はアダルト現場で働くカメラマン。しかし、女性経験なし、話すのも得意でない。よく仕事のことを調べあげていて、リアリティあります。文体はシリアス調。会話のテンポ面白いです。AV現場ならではの主人公の苦悩もあります。このタイプのラブストーリーはあまりないでしょう。タイトル、切なさを感じます。ラスト、タイトルがしんみりきます。現段階の作者様の代表作か!?