第2話M4A1の変遷・アクセサリー編
20世紀末M4は誕生したよ。
拡張性に乏しかったそれまでのライフルから画期的なピカニティー規格のレールシステムを標準搭載しているM4は様々な光学機器や装置を取り付けることができたんだ。
M4A1に搭載されている有名な光学機器をいくつか挙げよう。
例えばドットサイトやACOGスコープが有名だよね。
まずドットサイトから説明しよう。
みんなも一度は聞いたことがあるAIMPOINTのCOMPM2ドットサイトが有名だね。
これは米軍が2000年にM68CCO(close combat optics)という名で採用しているよ。
COMPM2は米軍に採用されてアフガニスタン、イラクなどの激戦を戦ってきた傑作照準器だね。
赤い光点に目標を合わせるだけで弾が当たるという画期的なサイトだよね。
本体も堅牢で様々な環境での使用に耐え、一つのバッテリーで約10,000時間の日中操作が可能とされているよ。
M2はじゃあ高性能だけどそれまではドットサイトが存在しなかったのかというとそんなことはないよ。
M2を作ったAIMPOINTが世界で初めてドットサイトを作ったメーカーなんだ。
スウェーデンにあるメーカーだよ。スウェーデンはサーブやカールグスタフといった軍事関係の製品も有名なものが多いんだ
そんな世界初の製品はAIMPOINT ELECTRONIC。
赤い光点をLEDによって映し出すこの画期的な照準器は1974年に開発されたんだ。
世にドットサイトが誕生して早45年。驚くことにいまだに稼働する個体がたくさんあるんだ。驚きだよね。
その後1980年代後半になると特殊部隊がドットサイトを使うようになってくるんだよ。
それがAIMPOINT4桁シリーズ。
AIMPOINT1000から始まり現在では9000が製造されているよ。
AIMPOINT2000や3000、5000はデルタフォースやグリーンベレーなどのオペレーターが愛用してたことで知られているよ。
現RONINTACTICSのトゥ・ラム社長はグリーンベレー在籍時代にAIMPOINT5000を使用していたよ。
これらの光学機器はM16やM723・M725・MP5などに乗っていることが多いよ。
しかしこういった光学機器を搭載するにはキャリングハンドルの上に取り付けるレイルなどを使用しないとマウントすることができなかったんだ。
さらにこういった特殊部隊は夜間や狭い室内などでの戦闘も行うよね?
そうなるとライトなどをつける必要がある。
でも拡張性に乏しい旧来のライフルではハンドガードに穴をあけたりタイラップで固定したりなど、強引なやり方しかなかったんだよ。
あとはバレルマウントっていうやり方もあるんだけど、ライトへのアクセスが難しかったりするのが欠点だったんだ。
こういった問題を解決するためにM4A1にはレールシステムが採用されているんだ。
次回はM4A1のもう一つの有名なアクセサリーの開発とレールシステムについて解説するよ
君はM4A1を知っているか @myoko1994
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