第2話

ひとに優しくありたいと願う


わたしは泣きそうになったとき


ひとりの背中に憧れた


彼はなにも特別ではないが


わたしは心が折れそうになり


胸が痛むときがある


心に豪雨が吹き荒れて


わたしは自分自信では制御が困難に陥り


頭痛と吐き気が止まらなくなる


時の流れというものが


そのままに恐怖のように感じる事があり


それが精神に触れるのだ


精神や心といった臓器は本来なら無いはずだが


しかしそれは誰にでも有り得る。胸の奥や頭の先に、頭痛や胃の痛みを感じることの先にはある種の階段があって


それを登りたいと我々は考えている


しかしそれが難しい


夢で何度かみたことがある、その階段をのぼりつめたさきを


しかしわたしは何度も恐怖の夢で目を覚ましたことごある


地上で暮らすということはそういう事だと思う


太陽のひかりと、月の周期に付き従う


幾ら心挫いても


我らが奴隷である事には相違ない

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