∞の物体X

隠れ豆粒

∞の物体X

 なんだこれは。落ちていたから手にとってはみたものの、感触が非常に気持ち悪い。丸い物体で、見た目はツルツルしているのにベタベタしている。

 困ったことに、手から離れてくれない。振り落とそうとしても剥がそうとしても微動だにしない。それどころか、段々と僕と一体化してゆく。手から体内へ取り込まれてゆく。僕は拒絶しているはずなのに、体は抵抗しない。

 そうして跡形もなくその物体が手から消えたと同時に、目の前に何かが落ちていることに気がつく。僕はそれを躊躇わずに拾う。

 なんだこれは。落ちていたから手にとってはみたものの、感触が非常に気持ち悪い。丸い物体で、見た目はツルツルしているのにベタベタしている。

 困ったことに、手から離れてくれない。振り落とそうとしても剥がそうとしても微動だにしない。それどころか、段々と僕と一体化してゆく。手から体内へ取り込まれてゆく。僕は拒絶しているはずなのに、体は抵抗しない。

 そうして跡形もなくその物体が手から消えたと同時に、目の前に何かが落ちていることに気がつく。僕はそれを躊躇わずに拾う。

 なんだこれは。落ちていたから手にとってはみたものの、感触が非常に気持ち悪い。丸い物体で、見た目はツルツルしているのにベタベタしている。

 困ったことに、手から離れてくれない。振り落とそうとしても剥がそうとしても微動だにしない。それどころか、段々と僕と一体化してゆく。手から体内へ取り込まれてゆく。僕は拒絶しているはずなのに、体は抵抗しない。

 そうして跡形もなくその物体が手から消えたと同時に、目の前に何かが落ちていることに気がつく。僕はそれを躊躇わずに拾う。


(以降∞)

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