第2話




 人が倒れていた。全身ボロボロ、所々に傷らしきものが見える。服もあちこち破れている。

 俺とレーさんは同時に足を止めた。だがルドガーは、


「――――大変、早く助けてあげないと!――――ぐえ!?…何すんの!?」


 今にも駆け出しそうなルドガーの首を捕まえ、引き止めた。


「もう死んでいる。よく見ろ。血が出ていない」

「それでも、何か出来ることは有るはずだ!」


 コイツは馬鹿だが、嫌いではない。レーさんは静かにレイピアを抜いた。


「お前まで巻き添えになってどうする。見てろ」


 ジタバタ暴れて逃れようとしているルドガーの首を強く捕まえて、右手を”死体”へと向ける。

 魔力を込め、


「――――止め、」


 発射した。鈍い、肉を穿つ音。ソイツの頭蓋骨に穴を開け、中身をぐちゃぐちゃにした。


「――――あぁあ!まだ、助かるかもしれないのに…」


 ルドガーは抗議するが、まあ見てろ。そもそもコイツが死んでいるのは、俺の嘘だ。この場合、生きているなんてありえないが、死んでいるのはもっとあり得ない。


 この森は死の大森林地帯と呼ばれている。


 つまり、五体満足の死体なんてあり得ない。それにこの森はひんやりとした地域もあれば、蒸し暑い地域も有る。今ここは蒸し暑い方だ。植物の種類も入れ替わっている。この気温の中、死体が”腐らない”なんて変だ。ましてや血が出ていないような奴だと、尚更不自然だ。


 それに、傷だらけなのにどこも食われていないのもバレバレだ。血が出ていないならば死後一定期間経っただろうけど、その場合腐っていないなんてあり得ない。

 まあ、要するに――――


『――――久しぶりの獲物が、中々どうして、頭、キレる奴だ』


 バレバレなわけだ。


「はわわあ!?ど、何処!?幽霊!?お化け!?妖怪!?」


 ルドガーは咄嗟にロクの足に抱きつき、キョロキョロ周りを見て、声の主を探そうとしているが、見つからない。

 密林の中に反響する妖艶な女性の声が楽しそうにクスクスと笑う。


 それに呼応するかのように、周囲から次々と地面を突き破って立ち上がる死体達。有り体に言えば、ゾンビだ。

 レーさんが強く剣を握る。


 これは、どっちなんだろう……


 ゾンビか?にしたってやけに素直だ。それに声を聞く限り、知性なき不死者の感じではなかった。

 そもそも単純な低位の不死者は、こんな小賢しい罠使う知恵などないはずだ。

 となると、上位存在か、ネクロマンサー死霊術師の類か。あるいは、死体を操る魔法の使い手か……


 どっちにしても、面倒だ。この森はこういう手合にとって最高の狩場だろう。何しろ死体は尽きることなく探せば何処にでも転がっている。疲れや食事も必要ない、外で人間を狩って、この中に連れ込むことだって容易い。


 立ち上がった死体の数を確認する。十体。全部、人間の男。肢体欠損はなし。

 死体達がゾンビ特有の魂なき呻き声を発しながら近付いてくる。


「ひいいいいい!」


 ルドガーが悲鳴を漏らす。膝がガクガクと震えて、ロクに全力でしがみついて離さない。

 邪魔だ、とロクは思う。

 迫りくるゾンビ達。徐々に狭まる包囲網。ソイツラをロクは一瞥し、

 ――――出番だよ、レーさん。


 待っていたと言わんばかりに、レーさんを中心に、膨大な魔力の奔流が解き放たれた。同時に何本の気流柱が荒れ狂う。爆風となって密林を蹂躙する。木々が震えるように枝や葉っぱを揺らし、草がひれ伏すように地面へと押し付けられていた。


「ひゃああ!」


 突風に吹き飛ばされたルドガーをキャッチし、体で支える。

 ――――ゾンビ達の手足と首が、鋭い刃に切断されたかのようにポトリと。支えを失った死体が全員、崩れ落ちた。


『――――なっ。この魔力、エルフ!?』


 先まで笑っていた声に、焦りの色が現れ始めた。


 成程、これでもう一つ分かった。遠隔操作タイプか。

 レーさんはどう見ても外見がエルフだ。それなのに、魔法使うまで気付かないってことは直接肉眼で視認している訳ではないんだな。

 正直倒れていた罠に魔法を打ち込んだ時から薄々感じていたが、確信が持てなかったため、断言できなかった。だが今ので分かった。つまりコイツラを操っている存在はこの近くに居ないわけだ。…ますます面倒だ。

 罠と伏兵を駆使し、獲物をハメようとする。リスクとリターンはちゃんと考慮し、把握している。殺り慣れている、知恵も回る。厄介だ。


 と、

 風に紛れて、死角から黒い魔弾がルドガー目掛けて飛来した。それを――――

 ――――指から魔法を発射して弾いた。


「――――ふえ?」

『――なっ。――――無詠唱だと…!?』


 可憐な印象を抱かせるような声だが、何処か人を引きつけるような魅力を持ち、聞いた人が思わず命令に従いたくなるような声、その主が驚いた。


 一方、死神と擦れ違ったルドガーは状況を把握できず、間抜け声を漏らし、訳わからない状態だった。この反応を見る限り、およそ命救われたこともわからないだろう。


『――いや、この魔力の色、灰色だと…!?貴様……属性なしか!』


 世界アテムフリスに生息する全ての物が魔力を有している。その魔力量は個体によって差は出るが、魔力を持たない生物など存在しない。それくらい平等な世界だ。


 そして、魔力には色が有る。――――属性だ。

 これはその生物の素質と根源によって決まり、色という形で現れている。勿論本人の色と掛け離れすぎた属性の魔法は基本習得不可能とされ、先天的属性の一致した魔法は会得しやすくなっている。


 だが男――――ロクは少し特殊であった。

 その魔力の色は、灰色。一般的な色とされている赤、青、緑、黒、白や、希少な橙色、紫色、黄色、水色とも違う。

 ――――灰のような色、灰色。その魔力色の持つ意味は、何処にも属さない、はみ出るもの。――無属性。


 灰色の魔力を持った存在は、この色の特徴として魔法を行使する時、初級魔法であれば無詠唱。中級魔法であれば一節の詠唱だけで発動でき、なお魔力は無属性故にどんな魔法相手でも一定の効果を与えられる。


 世界中では比較的希少であるが故に、初見の人には珍しがられる。が、その実態を知られれば慰められる。


 何しろ初級無詠唱、中級一節、一定効果を発揮すると言われると聞こえは良いかもしれないが、灰色の正体は何処にも属さぬ、全てを拒絶するもの、他の属性の魔法習得は完全不可能。生涯無属性魔法しか行使できない。


 他の魔法は多少苦労すれば、よほど属性が違う魔法以外習得可能のに対して、灰色は学ぶ以前の問題だ。そして初級無詠唱、中級一節だが、上級になれば他の魔法と同じ長さの詠唱が必要とされている。


 一定効果という特性も、他の魔力所持者が習得魔法のレパートリーを増やせるのに対し、あまり意味を成さない。魔法は同色同士、つまり同じ属性では効果が最小まで低下してしまうが、全くの無効化にはならない。そして同色相手の魔法には自分の属性と違う魔法で応戦すれば良い。


 加えて、所持者が非常に少ない灰色は、魔法構築式も自分で一から構築しなければならない。


 はっきり言って、割りに合わない色だ。


 そのため、ロクは結構苦労した、人の倍以上だ。


『――――、』


 吹き荒れる風が収まった。

 レーさんは魔力の放出を止めた。大方片付いてしまったからだ。

 ゾンビ達は元の物言わぬ死体へと戻った。レーさんの風刃に首と四肢を切断されてしまって、これ以上何も出来まい。


 だが声の気配が未だに離れた様子がない。


 どうしたものか、とロクが思考を巡らせていると。


 ――――ぐおおおお!

 巨大な獣の咆哮と樹木がバキバキとへし折られる音がすぐ近くまで迫ってきている。


「ふぇ!?何なんですか!?」


 ルドガーが慌てたような声を上げた。


『――――よもやこれを使うことになろうとは、この死の森に、エルフ、灰色、…子供相手に』

「――うがぁ!!!誰が子供なんですか!誰が!訂正!訂正!訂正しろ!これでもボンキュッボンの大人のレディですよ!」


 何故かドルガーがいきなり切れた。それより――――音は直ぐ傍まで来ていた。

 地響きにも似たような鈍重な足音、進路上に有る木々全てを薙ぎ払うかのように吹き飛ばす力と巨体、コイツ――――


 ――――魔獣スベライザ。

 体長大人三人分以上。全身が黒い鱗に覆われ、沼地に生息し、獲物を丸呑みする巨大な口を持つ魔獣。

 ――――その口が、今まさに開かれようとしている。


「ひゃあぁあぁああ!!!」


 ボンキュッボンのチンチクリンが無様な悲鳴を漏らす。

 ――させるか。『拘束』。


「――――ぐお?ぐおん!?」


 開きかけた口が見えざる魔力の縄によって強引に閉じられた。

 が、その巨体は止まらず、ロクとルドガーに向かって突進した。


 ――――デカブツ目、『強化』。


「ひゃあ!?」


 左手でひょいとルドガーを掴んで背後に隠した。右半身を斜めに、迎え撃つように突き出し、右手と右足に力を入れ、残った左足は強く地面を踏みつけ、体を盾にルドガーを守るように来るべきであろう衝撃に備え構えた。


 ――――ドゴオン!!!

 ――っく。全身が引きちぎられたような痛みに襲われ、バラバラに砕け散った錯覚に蝕まれた。長く持ちそうにねぇな。とロクは心の中で悪態突く。


 体が悲鳴を上げる。左足は深く地面に沈んで、ピキピキと音を立てて崩れ落ちそうになる。スベライザの巨体は相変わらずジリジリと押し寄せてくる。


 その黒い巨体の頭に、一筋の銀光が落ちた。

 ――――レーさん。

 綺麗な切断面から僅かな赤い液体が漏れ、猛り狂っていたスベライザの体に力が消え、命の息吹が失われ、ドンと地面に横たわった。



『――な。貴様…何者!?なぜスベライザの巨体を生身で受け止められる!?そのエルフは良いとして、貴様はただの人間だ……!まさか、人間ではないというのか!?』


 ただの人間だ。とロクは心の中でそう返す。

 もっとも、灰色の魔力を持つ、という点を除けば。


 本来、スベライザの巨体を受け止めるには上級強化魔法が必要とされ、発動にはどうしても詠唱時間が掛かる。故に至近距離で攻撃を食らった時点でどうにもならない。

 そして無詠唱とは言え、初級魔法程度の強化はたかが知れている。太刀打ちなど出来ない。押し寄せる津波に流される砂の城だ。それくらいあっさり崩れ去る。


 ――――そう、単発の域を出ない強化は、な。


 上級強化にしろ、初級無詠唱強化にしろ、どのみちスベライザに強襲された時点では詰んだ。

 ロクは灰色の魔力を持つが故に、学べる師は存在しておらず、且つ他の属性魔法なんて習得不可能なハンデを背負う。灰色の宿命、魔法を使いたければ全てを一から構築しなければならない。

 が、ロクは自分の魔法構築式研究している過程中、常人では思いつかないような発想、いや、思いついたところで試すことすらしない発想を実行した。


 ――――全ての魔法構築式を一から構成した。


 普通、一つの魔法に対して構築式は一つ、詠唱も同じく一つ、これは魔法の定石であり、常識。

 なぜなら構築式は詠唱そのものであり、表裏一体の存在だ。努力し、初級を無詠唱で発動できる手段もなくはないが、やはり構築式と詠唱の関係性は切り離せなく、一つの魔法に帰結してしまう。

 そこで、だ。ロクは着眼点を灰色の初級無詠唱に向けた。一つの構築式に対し、一つの詠唱ならば、詠唱を必要としない灰色は、この法則に縛られないんではなかろうかという説を構築した。

 そこからは常人ならば気が狂う程の長い研究が始まった。




 魔法構築式を全てイチから作り上げ、且つ重複してはならない。ゼロから作り上げられた構築式の数は――――およそ2000以上――――強化だけでも。

 ――――総保持魔法数約30000。

 ――その全てが、ロクのオリジナル魔法。


 初級無詠唱の特性と合わせ、2000をも超える膨大な数の強化を、同時発動できるという成果に辿り着いた。

 初級魔法の重ね掛けにより、上級強化の強さに匹敵する威力。

 ――――それがスベライザの巨体を止めた絡繰り。


 初見の相手には絶大な効果を発揮する、究極の初見殺し。




 もっとも、ロクの保持魔力量を考えると、長くは持たない。

 スベライザは魔獣の中では上の下だ。とても強力な魔獣であり、通常の人間では太刀打ちできないとされている。ルドガーを守りながらとは言え、突進を受け止めるのに全魔力量の六割を消耗した。


『――――オノレ、オノレ、オノレ、貴様!』


 怒り狂ったヒステリックな声。ロクは魔法発動の魔力を感知した。

 周囲の空間に出現し、その場を覆い尽くすような、無数の浮かぶ黒い魔弾。その全てが、三人に狙いを定めて、射殺さんと一斉に飛来した。


 ――強化。すかさず全身を覆うように強化を施す。滾る魔力、駆け巡る構築式、心臓がドクンドクンと暴れまわる。――残りの半分を注ぎ込んだ。

 ルドガーを守るように前に立ち、飛んでくる全ての黒い魔弾を両手で撃ち落とす。撃ち落としきれない魔弾は、強化された体を使い受け止める。

 体が黒い魔弾の雨に晒され、喰らう度に衝撃が全身を蝕んでいく。

 ――急所への直撃だけは避ける。両目、耳、こめかみ、額。


 チラッとレーさんを横目で見る。レイピアに魔力を込めて弾幕を踊るように弾いている。稀にその剣幕を突破した黒い弾丸も有るが、レーさんが身に纏っている爆風の鎧に触れた瞬間溶けるように消えた。いいな、あれ。


 ――黒い魔弾の処理に専念しているレーさん、突然その足元の周囲の土が盛り上がり、地面をボコォと突き破って中から数体のゾンビが飛び出してきた。

 その光景を目撃したロクは、思わず声を上げ警告しようとしたが、時は既に遅し――




 ――ソイツらは全員、レーさんに触れる前、その身を守るように巻き起こされたトルネードの刃に切り刻まれ、バラバラの肉塊となった。


 ――爆風の中で、長い銀髪をなびかせ、白銀の月のような瞳の彼女。その佇まいは、ロクに何処か遠い神話の中に登場する英雄を連想させた。


 ゾンビ達の奇襲を退け、一瞬安心したのか、自身の実力ではこの程度の魔物に遅れなど取らぬと自負していたのも有るだろう。――故に、死角からの不意打ちには気付けなかった。

 レーさんの頭上に、彼女を狙い、ダイブしたゾンビが一体、有った。


 ソイツを――ロクが魔弾を放ち、頭を粉々にし、撃ち落とした。


「……!」

 奇襲されたことと、気付けなかったこと、ロクに命を救われ、レーさんが珍しく驚いている。


 小さく、「……助かった…」と礼を言われた。

 魔法弾丸の雨が止んだ。


『――――オノレ、貴様』

 最初の貞淑さは何処へ行ったのやら。怒気とイラつきに満ちた声色、ロク達を八つ裂きにせんと咆哮している。


 ロクは敢えて無言で対応した。言葉を発さないことで相手にプレッシャーを与え、揺さぶりをかける。一方、悟られないように静かに相手の気配を探った。


『……っ』


 しかし、まるで最初から何事も起きていなかったかのように、周りの森は静まり返っていた。

 だが微かに感じる気配から察するに、声の主はまだ完全にこの場を離れていなく、何らかの手段で攻撃してくる可能性が十分に有る。

 ロクもレーさんも、神経を尖らせながら意識を周辺に向き続けている。ルドガーはロクの背中に隠れ、ゴクリと息を呑み、状況を見守る。


『…………』

「「「……」」」


 ……一体どれくらいの時間が経過したのだろう。

 気配の残り香も風に攫われて薄れた、魔力の残滓が消え完全に感じなくなり、数分経った所。

 ロクが肺の中に溜まった空気を全部絞り出すように大きく息を吐いた。まるで生まれたばかりの赤ん坊が初めて呼吸をしたかのように、深く、長い息だった。

 それと同時に、レーさんも構えを解いた。


「……どっか行ったみてぇだな」


 ロクはホッとし、体を弛緩させた。


「……え、それは、どういう意味ですか?」


 ルドガーが頭を傾げながら、ひょこっとロクの背後から顔を覗かせて不思議そうに尋ねた。


「……分からん。途中から気配消えてた。なにか企んでるのかと思ったが、どうやらそうではなかった。……何重の罠を使って獲物を狩るような奴だ。素直に撤退……の可能性は低そうだが。どっかに行ったんだ」


 レーさんも賛同するようにコクコク頷いた。レイピアを二度振り払い、白銀の剣身にこびり付いた死肉と血糊を落としてから腰の鞘に収めた。


「一体、なんだったんでしょう……あの声の主も、この人達も」


 ルドガーは周りのバラバラ死体となったゾンビに視線を向け、憐れむような、悲しそうな声色で呟いた。

 死体になって、操られて、最後はバラバラに。あの声の主は何を思ってこの人達を殺したのか。何を思って操ったのか。そして何を思って、私達を襲ったのか。

 考えても答えの出ない謎が増えていくばかり。


「上位存在っぽくなかったな。……死霊術師か、そういう魔法の使い手か。此処は死の大森林なんだ。ああいうのが普通にいるだろう」


 ロクはそう言い、率先してまた森林の深部へと歩き始めた。

 その後にレーさんがいつもと変わらない無表情で続いた。


「え、死体はこのままですか、せめて……」


 ルドガーは慌てて二人の後を追った。上目遣いでロクを見る。


「俺に火の魔法は使えん。レーさんはエルフだ。死体を埋葬する習性はない」

「あ、……」


 灰色の魔力所持者、ロクは魔力を他の属性へと変換することが出来ない。


「それに、バラバラ状態じゃ、もう再利用されることもないだろう」

「でも、墓とか……」

「此処は死の大森林、未開の魔境だ。作ってどうする」

「……」


 何か言いたげなルドガーだったが、結局何度か後ろを振り返り、何も言わないままついて来た。




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灰色のロク 端末L29 @writeread712

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