応援コメント

14 言葉を失わせる亡霊の呪いにかかった物語。」への応援コメント

  • 前回は、私の勝手な連想に基づく感想に過分なお言葉いただきまして、痛み入ります(笑)
    毎回思うのですが、これだけ厚みのある、多方向からの考察をちゃんと人に興味深く読ませる文章にまとめあげるのは、自分だったらあまりに大変なことなので、ただただ感嘆してます。すごい!の一言です。
    そういうのを前にすると、ちゃんと読まなくちゃと正座して読みたい気分になりますし(笑)、それなりに時間をかけて書かれてると思われるので、せっかくならあまさず噛みしめたいと思うところです。読解力が及ぶ範囲で、ということにはなりますが。

    今回はまた思いがけない視点からのアプローチで興味深かったです。
    タッチはアニメでそれとなく(真剣にではなく)見てただけなので細かいところは覚えてないのですが、かっちゃんが亡くなった時の描き方は秀逸だったなぁという印象が強く残ってます。

    しかも、タッチがバトンタッチの意味だったとは。。。(ボディタッチとかのタッチかと 笑。確か主題歌でそう匂わせる歌詞がありましたよね??)

    >「大切なことをなかなか喋らない」ヒロインは「ノルウェイの森」の直子なのではないか
    これは、確かにそうかも!とうなずけますね。

    それから、「亡霊の呪いを解消する話」というのも、「言葉より体が先に来るもの」というのも、自分の実体験からの実感としてとてもしっくり来る言い方だと思いました。
    まさに、体で感じる喜びは生きている間だけ与えられてる贈り物みたいなものだって常々思ってきました。
    たとえば、スポーツでハイになってる時の感覚は言葉を越えているし、だからこそ逆に、肉体と精神の間に何らかの特別な交歓のようなものが起こる気がします。
    単純な話、体を動かすことで精神(=言葉が象徴するもの?)の領域を活性化することだってありますよね。そこが健全につながっているのが人間としてよい状態なのだろうなと思います。
    どっちかの領域だけでくすぶっているのは、あまりよくないのだろうと。

    生きている実感は肉体の感覚でより鮮明に得られる=亡霊の呪いを解消するために身体的なものが必要。
    私の中ではとても腑に落ちました。
    (肉体の感覚をリストカットなどで得ようとするようになるのは問題ですが…)

    別の機会に譲られた内容も楽しみにしてますし、これから先の考察も楽しみです。
    ゆっくりになるかもしれませんが、続けて読ませていただきます!

    作者からの返信

     たまきみさえさんコメントありがとうございます。
     前回も今回のも、仕事の行き帰りなどに何度も読み、その度に口元を緩めていました。

     単純に考察好きな若輩者の無責任な文章に、ここまでちゃんと真正面から読み、考えてくださることが嬉しくて仕方がありません。

     タッチの和也が亡くなったシーンは印象的でしたね。
     台詞回しも綺麗で、僕は好きでした。
     
     そんな突き放した現実を描いておきつつ、オープニング曲は仰る通りポップで、ボディタッチの意味が混ざっていましたね。
     アンバランスなアニメだったと思いますが、昔のアニメの多くがそんなアンバランスさを抱えていたような気がします(あくまで僕の印象ですけど)。

    >体で感じる喜びは生きている間だけ与えられてる贈り物。

     本当にそうなんだと思います。
     スポーツでハイになっている時って時間が遅く感じるって言いますが、もしかすると肉体と精神の間の行き来には、別の時間が使われているのかも知れませんね。

     なんて言うと妙な宗教感が出てしまうんですけど、時間も結局は感じ方なので、肉体と精神の繋がり(生きている実感?)によって遅くも早くも感じるんじゃないかな、とふと考えました。

     何にしても、たまきみさえさんに腑に落ちる部分があって、良かったと思います。
     僕が書くエッセイは必ずしも上手く書けている訳ではないので、形になっているだけで、内容はまとまっていないというのもあるので、そういう時は生温かな目で見て頂ければ幸いです。

     そして、別の機会に譲った内容!
     まだ書いていないと気付いたので、準備していきます。

     本当にありがとうございました。

  • ノルウェイの森」と「タッチ」ですか、考えたことなかったですが、深いです

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    僕も今回のことがなければ、考えなかったと思います。

    坂井令和(れいな)さんから、深いと言っていただけるのは
    嬉しいものがあります。

  • こんばんは。

    なるほど〜。
    郷倉さんの少女マンガ好きは「タッチ」から来ているんですね。
    謎が解けた気がします。
    そして、少女マンガでもガッツリというよりは
    青年寄りの少女マンガを好みとされている気もしていたので、勝手に納得しています。

    「タッチ」は私も大人になってから、自分で大人買いしたくらい好きでした。

    というか、毎年アニメで観ていたのに、毎年最後に辿り着かなくてモヤモヤしていたのもあります。笑

    「ノルウェイの森」と「タッチ」
    全然比べたことも重ねたことも無かったので、
    昨日の報告書での予告から気になっていました!!

    郷倉さんのエッセイを読んでいくうちに、
    私も「ノルウェイの森」について考えてきたのですが……。

    直子もワタナベくんを愛していなかったけれど、ワタナベくんの方も直子じゃなかったんだろうなぁ。悲しいけれど。
    もし、直子が生きていたとしても、
    この2人で愛し合っていくことは無かった様に
    思えてきました。

    本当の意味での正解はないのでしょうけれど。

    作者からの返信

    こんばんは。
    コメントありがとうございます。

    ねむこさんからの問いの一つで
    どうして少女漫画を読むようになったのか
    という答えになれば良いなと思って、
    今回の題材は選びました。

    ほとんど書けていませんが、、、笑

    ワタナベと直子の関係は仰る通りだと思います。
    もし、直子が生きていたとしても
    2人は愛し合えなかったんでしょうね。

    正解は確かにないのでしょうけど、
    その分、いろんなことを読者が考えられるのは
    物語のとても素晴らしい面だなと思います。