第4話 じゃんぐるちほー 調査開始。

さばんなちほーは意外と平和だなと思いつつ、俺らは、ジャングルをひたすら歩く。突然、西上が叫ぶ。


「イタッ!」


「鈴木!」


「はっはい!」


さすが隊長。衛生兵の鈴木をすぐさま西上に向かわせる判断力。

ふと、西上の傷口を見る。

!?

ありえないものが見えた。ものすごい強度の布を使って使って作っている戦闘専用服がいとも簡単にあの小さな木の棒で破れ、西上の足に刺さっている。

西上の傷を治療したところで、しばらく歩くとまた川が見えた。

川の音が聞こえる。だが耳のいい俺には奇妙な音も聞こえた。

川の上を誰かが歩いている音だ。話すと音の主に気付かれると思い、

隊長に手で

戦闘態勢をとってください。と言った。

すぐさま隊長が全員に、

戦闘態勢をとれ。と言った。

全員が川に銃を向ける。俺は構えつつ、耳を澄ませる。すると会話が聞こえる。


「今日はどこに行くんだい?カワウソ。」


「うーん、、?どこ行こうかなー、、。」


「あっ!そういえば今日PPPのライブあるからかばんさん達と行こーよー!ジャガー~」


「わかった、わかった、さばんなちほー行ってからうみべね。」


「うん!」


とんとん。肩を叩かれた。突入の合図。そして俺は声の主の顔を見る。


「Hey! Stop right there!(おい!そこで止まれ!)」


「わっ!びっくりした!どどどどうしたんだ!って、見かけないフレンズなぁ。」


「なんて言ってるんだろう?ジャガー?」


はっ!そうだ、日本語でしゃべらなきゃ!


「そこで止まって武器を捨てろ!」


「ぶき?なにそれー?それよりさー、ねぇねぇ!それなに?それなに?おもしろそー!」


なんだこいつら、服装が明らかにおかしい。服と髪がオレンジで川に半身浴しながら木のボート?のようなものを押していて、テンションのやばい女は灰色の水着に灰色の髪をしていて、ジャガー?とかいう女の押してるボートに乗っている。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

SCP-299-jp ‘‘ジャパリパーク‘‘ @kemonofann

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ