処女懐妊について。気にする人のサイドに立って、お話しします。
これは、「原罪」とも関わるお話です。イエスは、原罪など、一言も言っていませんが(言い出したのはパウロですよね)、キリスト教徒は話を旧約聖書まで持って行って、イエスは原罪を経験していないから特別だ。神の犠牲の子羊に、ふさわしい。といいます。マジに、言います。
遊牧民・狩猟民族は、神に贖罪をささげるのに、動物を生け贄にするのが常でした。日本でも、天皇が神に稲穂や実りを捧げる儀式を行うことがあります。原始の世界では、「なにかを犠牲にすることで、幸せを手に入れる」という認識が、一般的だったのかもしれません。
処女懐妊が事実でなくても、わたしは一向にかまいません(「原罪」なんてつまんない教義だし、日本人がその影響を受け、最近ずいぶん歪んでると思ったりも、します)。
楽しく読ませてもらっています。
受胎告知もマタイとルカでは違いますね。片方はマリアに、もう片方はヨセフへと天使が告げていますね。
聖書は想像力を働かせながら読まないと楽しめないですね。