無題

茜さすくれなひ色の唇に山梔子の花の白が触れつつ


死に顔のなお美しきその人の頬に触れれば氷のごときに


軟らかに見える肌に指つけば白磁の固さ命纏わぬ


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雑歌入 帰鳥舎人 @kichosha-pen

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