君
強すぎる夏の光と吹く風が僕に贈ったバスを待つ君
僕はまた時間に遅れたみたいです 思い出させるそんな街角
君とみた夏の終わりの積乱雲僕はあの日のまだ空の下
風立ちぬ美しき村堀辰雄きみを失い初めて手にす
「あひびき」の廃居を探し幾夏も君を見上げて今日も旅する
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