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2021年11月27日 09:56 編集済
優しくて美しいだけの王妃だったミーナ様が一人で立つようになり、色々なしがらみを感じながらもようやく穏やかな日々が……と思った矢先の事件にどうしようもなく胸を締め付けられましたが、エルジェベートが負ってきた過去を思うとここに帰結してしまうのもやむなかったのかなあ、とただただため息が漏れました。いくつもの困難を経て、ようやく掴んだ日々。仇であった相手をやがて愛するようになるシャスティエさま、彼女に少しずつ惹かれて変わっていくファルカス王、変われなかったレフ。故国と女王を救うために命を賭したイルレシュ伯に、彼の想いを最後には受け止めた公爵夫人。狡猾だけれど国と息子を真摯に想うブレンクラーレの王妃、最後は彼女に応えた王太子。そして、リカードの往生際の悪さやその影で命を落としたたくさんの名もなき人々。ひとりひとりについて語り始めたらキリがないほど、本当にそれぞれが生き生きとしていて、まるで本当の列記を読んでいるようでした。シャスティエさまが愛の言葉を封じたままなのが少し寂しいかな、と思ったのですが、番外編があったーと飛びついて読ませていただいてます。マリカ王女とラヨシュが幸せになれそうでよかったです。いつか二人の心からの笑顔が見れたらな、なんて思いつつ。本当にすばらしい物語をありがとうございました!
作者からの返信
とても長い物語を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!ミーナの結末については、書いていた時も胸が痛かったのを思い出します……とはいえ彼女を通してシャスティエとファルカスはいっそう強く(愛だけでなく後悔や罪悪感によって)結ばれるのだろうと思います。人に言えない絆で結ばれて欲しいという、作者の性癖が漏れ出ています。登場人物の一人一人に言及いただき、とても嬉しいです。変われた人変われなかった人、生き残った人も斃れた人も、お心の片隅に留めていただけると幸いです。なろうで公開している番外編では、本編のその後に触れたものもありますので、彼ら彼女らをもう少し見守ってくださいますように……!重ね重ね、ありがとうございました!
2021年7月11日 23:05
ミーナ様……!アルニェクは犬のアルニェクの方だったのかしら。結局、シャスティエ様は言えなかったのね……それでもどうにか戻ってこられて良かった。一緒に生きていけば、たしかにきっとまた機会は訪れるもの。完結、お疲れさまでした!
長い物語に最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました……!黒い馬は戦馬の神の化身的なアレですね……!シャスティエの思い、これからの長い人生を寄り添ううちにぽろりと零すか、態度で伝えていくのではないかと思います!
編集済
優しくて美しいだけの王妃だったミーナ様が一人で立つようになり、色々なしがらみを感じながらもようやく穏やかな日々が……と思った矢先の事件にどうしようもなく胸を締め付けられましたが、エルジェベートが負ってきた過去を思うとここに帰結してしまうのもやむなかったのかなあ、とただただため息が漏れました。
いくつもの困難を経て、ようやく掴んだ日々。
仇であった相手をやがて愛するようになるシャスティエさま、彼女に少しずつ惹かれて変わっていくファルカス王、変われなかったレフ。故国と女王を救うために命を賭したイルレシュ伯に、彼の想いを最後には受け止めた公爵夫人。
狡猾だけれど国と息子を真摯に想うブレンクラーレの王妃、最後は彼女に応えた王太子。
そして、リカードの往生際の悪さやその影で命を落としたたくさんの名もなき人々。
ひとりひとりについて語り始めたらキリがないほど、本当にそれぞれが生き生きとしていて、まるで本当の列記を読んでいるようでした。
シャスティエさまが愛の言葉を封じたままなのが少し寂しいかな、と思ったのですが、番外編があったーと飛びついて読ませていただいてます。
マリカ王女とラヨシュが幸せになれそうでよかったです。
いつか二人の心からの笑顔が見れたらな、なんて思いつつ。
本当にすばらしい物語をありがとうございました!
作者からの返信
とても長い物語を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
ミーナの結末については、書いていた時も胸が痛かったのを思い出します……とはいえ彼女を通してシャスティエとファルカスはいっそう強く(愛だけでなく後悔や罪悪感によって)結ばれるのだろうと思います。人に言えない絆で結ばれて欲しいという、作者の性癖が漏れ出ています。
登場人物の一人一人に言及いただき、とても嬉しいです。変われた人変われなかった人、生き残った人も斃れた人も、お心の片隅に留めていただけると幸いです。
なろうで公開している番外編では、本編のその後に触れたものもありますので、彼ら彼女らをもう少し見守ってくださいますように……!
重ね重ね、ありがとうございました!